≪ 面白南極料理人 ≫ | Darkside of the Moon

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こんばんは、ジュンです。


先日紹介いたしました映画、【 南極料理人 】 の原作本を読みました。

第38次隊として参加した西村 淳さんの【 面白南極料理人 】。


映画では、ドーム基地内での話が主でしたが、

原作本では、昭和基地などとは問題にならないほど、

過酷なドーム基地での毎日が、綴られておりました。



昭和基地からはるか1000kmのかなたのドーム基地へ、雪上車7台が36台のそりを引き、

1年間に必要な物資を運びながら、19日かけて旅をする・・・

周囲は見渡す限り真っ白な雪原!

いきなり、想像だに出来ない物語が始まりました。


人は、自らの経験を基に想像を働かせ、いろいろな物事に対処出来るはずですが、

このお話に関しては、まったくもって無理! としか言いようがないので、

素直に受け入れるしかないのです(笑)


ドーム基地に到着した後も、

ウィルスすら住めない極寒の地で、

富士山よりも標高の高い、『 大雪原の小さな家 』で、

半年も太陽の昇らない状況で、

9人の男達が繰り広げる1年間の生活は、


  へぇ~、ほぉ~、はぁ~


と、感心するばかり!


それでも、この過酷な生活を、前向きに笑い飛ばし、

普段と変わらぬ日常生活を送ってゆく、おっさん達は、

やっぱり凄いヤツラなんだろうなぁ~と、ほとほと感心させられるのです。


本を読む限り、どれだけ宴会を繰り広げているんだ!と、

突っ込みたくもなるのですが、

宴会開いて楽しまなければ、やってらんないよ!

という、彼らの声も、聞こえてくるようでございます。


極限状態の生活で積もってゆくストレスのクッションに、

食べると言うことが、どれだけ大きな役割を果たしているのか・・・


食事は大切だよね! なんて、つまらないことは言わないけれど、

食べることって、楽しいよね! と、

この本を読んで、実感した管理人なのでした ゚゚゚゚゚-y(^。^)。o0○


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