こんばんは、ジュンです。
山内 練に遭いたくて、最終話。
既刊の本で、練君の登場するものはこれで読破したと思われますので・・・(笑)
もし、読み忘れているものがありましたら、コメントにてご連絡下さい m(_ _ )m
新宿2丁目の無認可保育園の園長、兼、怪しげな私立探偵の、
ハナちゃんシリーズ第4作目になるこの作品。
昭和な歌謡曲の題名が付く四つの短編が、少しずつ絡み合い、
全体で一つの作品になると言う、第3作目と同じ手法を取っております。
呪いの藁人形の持ち主探し ・ ビルの隙間に捨てられた赤ん坊 ・
前回登場した靴磨きのじいさんの骨折事件 ・逃げたインコ ・
ゲーセンの景品を売りさばく少女の殴打事件 ・ 骨壷の盗難・・・
などの事件が連鎖して起こり、人の良いハナちゃんは、いつものように、
巻き込まれて行くのですが・・・
このシリーズ、回を重ねる毎に勢いがなくなって行くような気がするのは、
管理人だけなのでしょうか・・・
ハナちゃんが、保育園の子供達を愛していると、文章では書かれていても、
感情として入ってこないし、
シリーズ初めでは、とても魅力的な存在だった女性達の存在が、
だんだん薄くなってるし・・・
そして、柴田さん、完全にミスってしまいましたね!
最後の事件で、ハナちゃんが聞き込んだ情報では、「弟」の設定だったはずの人物が、
なぜか、本人の話になると「息子」になっていると言う、
読んでいて、とても気持ちの悪い最後になってしまいました (-。-;)
まぁ~、その辺は置いておいて、
新宿と言う街の、底辺付近で必死に生きている人々の姿に、
とても考えさせられてしまった、管理人です。
以前から、「 新宿の街が好き! 」などど、言い放っている自分が、
いったいどれだけのことを知っているのだろうか・・・と、
恥ずかしくなってしまったのでした。
ここからが本題! (前置き長すぎ!) (;´▽`A``
管理人の愛する『 練君 』です!
今回ハナちゃんは、城島から練君の過去を聞かされます。
「 聖なる黒夜 」で韮崎と出逢った頃のことを・・・
この話をどこまで信じているのかは分かりませんが、
自分をオモチャにしている練君のことを、
ハナちゃんもきっと人間として好きなのに違いありません。
最後の最後に、
「世界でただ一人、うちの社長が殺したくても殺せない男」 (秘書の長谷川環、談)
と遭遇してしまうのです。
その男とは・・・
そうです、あの、麻生龍太郎です!
はっきり名前は出していませんが、それしか考えられないでしょ(笑)
この男が出てきたからには、次の作品辺りで、絡んでくれるのでしょうか!?
期待はしておりますが、
ますます、話がこんがらがって、プロットミスなどしないで頂きたいと、願うばかりです (^▽^;)
あっ、そうそう、
もう一人、練君に魅入られた男『 斎藤 』の存在はどこに・・・?
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