【 藍宇 情熱の嵐 】 | Darkside of the Moon

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こんばんは、ジュンです。


昨夜に引き続き、今夜は【 藍宇 】映画版をお届けします。


自らゲイとカミングアウトしているスタンリー・クアン監督の手で、

香港映画(2001年)として作られたこの映画は、

2004年に日本公開されました。


ハントンの視点で、淡々と描かれた原作を壊すことなく、

更にもっと、余計な部分をそぎ落とし、

と言うより、あまりに省略しすぎじゃないか・・・と、思わなくもないですが (^▽^;)

映像化された部分から、二人の感情の移り変わりを想像し、感性で掴んでいく映画になっています。

推薦者はなちゃんからも言われましたが、原作を読んでから見たほうが、

ストーリーも分かりやすいし、感情移入もしやすいです。



この映画、何が素晴らしいかって、藍宇を演じたリュウ・イエ君が素晴らしい。

1978年生まれということは、今年で30才。

藍宇が作られた当時は、23才くらいですか・・・


取り立てて美形と言う訳では決してありません。

スクリーンに最初に映し出された時、正直「普通・・・」だと思いました。

ところが、一発目の笑顔を見たとたん、その魅力が炸裂です。

子供のような、屈託のない純粋な笑顔は、まるで別人のよう・・・

そうかと思えば、ハントンを見つめる切なさを湛えた黒目がちな瞳は、

子犬が縋りつくような頼りなさ100%だし、

情事の時の上目遣いは、ドキッとするような色っぽさを含んでいる。

一瞬一瞬の表情が、ホントに見逃せない。


そして、管理人は今まで「受け」君は「攻め」君より小柄じゃなくてはいけないと、信じておりました。

しかし、この彼を見て、全面撤回いたします。

リュウ・イエ君、185㎝もある長身です。

お相手のハントン役のフー・ジュンよりも、確実に大きい。

その彼が、ハントンの腕枕にすっぽり納まって、寄り添っている姿のなんと自然なことか・・・

リュウ・イエ君がいたからこそ、この映画が成功したと言ってもいいかもしれません。


デビュー作が管理人も名前だけは知っている「山の郵便配達」(見てません)

そして、2作目がこの【 藍宇 】だそうで、

よくぞ、この作品の出演を決めてくれたと、感謝します (〃∇〃)





【 情熱の嵐 ~LAN YU~ 】として発売されているDVDの、メイキングがまた素晴らしい。

本編で編集カットされたであろう映像が満載。

そして、終始ハントンの視点で語られていた物語を、ランユーの視点で語らせている部分があり、

メイキングがあって、、一つの作品と捕らえられるのではないかと感じました。


本編で出なかった涙を、メイキングで流した管理人です・・・



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