一つの曲に、いろんな種類の楽譜があるのはご存知ですか?
楽譜には、大きく分けて2つの種類があります。
1つは原典版と呼ばれるもので、作曲が書いたものをできるだけそのまま楽譜にしたもの。
Urtextとついてます。
大概、値段も高いです。
作曲家の意思が一番よく反映されている楽譜です😳
もう一つは校訂版と呼ばれるもので、
いろんな人(有名な演奏家や先生)が
演奏しやすいように、ボーイングを変えたり、指番号をつけている楽譜です。
普通、皆さんが使っているの校訂版だと思います。
校訂者によって解釈もそれぞれなので、
校訂版の楽譜同士でも、内容が異なります。
そして原典版よりも安価で手に入れることができます。
「同じ曲なのに、そんなに違いがあるの?🙄」って思いますね。
ちょっと乱暴な例えだと思いますが、わかりやすく言うと
源氏物語🎎
紫式部が書いたものが、原典版です。
でも、今の私達には、読みにくいですよね。
だから、現代語訳を読みます。
瀬戸内寂聴、円地文子、谷崎潤一郎、与謝野晶子など、
みんな同じ物語を書いていますが、それぞれ個性がありますよね。
でも、本当に紫式部の考えを知りたい時は、古典を読まないといけない。
そんな感じです。
新しい曲を弾く時、
私自身も原典版と校訂版を見比べます👀
校訂版もできるだけ2.3種類揃えます
指番号を振る作業、ボーイングを考えるって、結構大変ですよね😵💫
特に、難しい所は、少しでも弾きやすいように
校訂版の楽譜を見比べて、
「なんか、いい方法ないかなー」
「難しいなー」
なーんて、ブツブツ言いながら、色々考えています🎶