Mが血相を変えて、私の席に来た。

「1か月ぐらい前に受けたオーダー、なんでまだ処理してないんですか?」

ファイルを探してみたが、Mが言っているオーダーは見つからず。

受け取っていないようだと告げると、あいつは

「私、ちゃんと言いましたよ。オーダーのコピーも渡したし、メールも送りました。」

と自信満々。

念のため、メールのMから来た分を検索するが、やっぱり出てこない。


しばらくして、Mが「渡したつもりで渡してなかったみたいです。

急いで手配して!」と持ってきた。

ふざけんな!謝ることは中国では教わらないのか?

こうやって、いつもいつもMは自分のミスを私のせいにしてくるのだ。

私自身がミスしたことなら、責任は取るし謝罪もする。

しかし、Mは本当に天才的な方法でミスはすべて自分が関係ないかのように

振る舞い、手柄は自分のものにする。