第八話 キス騒動☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
あのキスの後・・・結局犯人は分からなかった。
ただ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いやじゃ、なかった。
そんなのは『なんとなく』何だけど。
どうしても、知りたい。
その人は・・・私の発作を意図も簡単に治してしまった。
怖さを、取り除いてくれた。
だから気になって仕方がない
あなたは・・・誰ですか?
今日は土曜日。
めずらしく部活も無く、生徒会も仕事を昨日終わらせてきた。
ただ・・・むちゃをしすぎたせいか、少しダルイ。
だけどさぐるにはうってつけの日だ!
まずは・・・・・・相談に乗ってもらおう♪
そうひらめき、月子ちゃんの部屋へ行く。
コンコン
「月子ちゃん?真稀でーす」
中からはーい、と短く返事が聞こえる。
「あれどうしたの、真稀ちゃん」
部屋から出てきた月子ちゃんの姿は、
パーカーにキャミソールにミニスカート、といった格好だった。
さ、さすが・・
女神様・・・!
「真・・・真稀ちゃん?」
・・・・・・ハッいけない。(←何回目;;
聞かなきゃだった!
「あのs・・・「真稀ちゃん、ショッピング行きましょ!」
さえぎられt・・・はともはく、ショッピングかぁ・・・
多分、この格好みて言ったんだろうな。
だって哉太から貰ったお下がりのTシャツに、錫也から貰った
スエット・・・といった格好だった。(すべて貰い物ww)
「どうせ真稀ちゃんの事だから、ジャージなんでしょ」
「え、ジャージなんて高いもの兄貴が買ってくれるわけないもん」
「じゃぁどうして・・・」
「これ、哉太と錫也からのお下がり・・・というかもらい物!」
「あ、そうなんだ・・・」
一瞬だけ見せた悲しい顔はすぐに消えた。
「行こう!真稀ちゃん!」
「え・・」
「行こう!」
「・・・・・・はい」
なんだかんだで逆らえない。
そうすると、いきなりクローゼットから何か服を取り出した月子ちゃん。
「どうしたの?」
「これに着替えて!」
そう言って渡されたのは淡いピンクの肩出しのチュニックに
丈がとてつもなく短いショートパンツ。
・・・これを着れ、という意味らしい。
こんなのを男子に見せればしこたま笑われるだろうよ・・・
さすがにそれは耐え難い。
「月子ちゃn「着たら呼んでね」
有無を言わせずにさっさと隣部屋に移った月子ちゃんに、
これもマドンナの力なのか、と思い知らされる。
にしても・・・着るのかぁ・・・
あまり乗り気にはならずにだらだらと着替えていた。
「真稀ちゃんー?入るよ・・・「わぁぁぁぁーーーーー!」
いきなり入ってきたモンだからびっくった・・・
今の格好・・・ブラ+ショートパンツ、といったところだった。
月子ちゃんは私の胸をジーッとみて尋ねてきた。(←失礼
「真稀ちゃん・・・・・・何カップ?」
「CかDかな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・ぃぃなぁ・・・・」
小さな声でつぶやいた月子ちゃんの声は私には届かなかった。
着替えも終わり今は近くの大型ショッピングセンターに来ていた。
さっきから、チラチラとこちらを見てくる同学年の男子達。
私は気にしない派なので無視を決め込む。
・・・が、月子ちゃんには刺激(?)が強すぎたようだった。
「真稀ちゃん・・・どっかのお店入ろう」
そう言って月子ちゃんに連れてこられた店は、
『LISALISA DOLL』
だった。
結構ロックテイストが多く、私でも着れる範囲だ。
「ここは真稀ちゃんがきっとよろこぶって思って目つけてたの」
目をきらきらさせてこちらを見る月子ちゃんは
とてもかわいくてしょうがなかった!!!!!!!!
あ、これいい!う~んこっちも捨てがたい・・・といって
試行錯誤する月子ちゃん。
すると店員サンが話しかけてきた。
「何かお探しですか^^?」
営業スマイルを掲げる。
・・・・・・と、私の顔を見るなり表情が変わっていった。
そして私の手を握ってきた。
「お、、、お客様!ぜひ、コーディネイトさせてください!」
「は・・・はい・・・?」
あまりのいきなりさに訳が分からなかった。
まぁ、でも・・・
いいかぁ。
「こちらとかこちらはいかがですか?」
「わぁ、かわいいですね!」
月子ちゃんが替わりに答えてくれる。
「足が細く長くていらっしゃるのでショートやワンピなど足を出すカンジは
いいんじゃないですか?」
「あ、それじゃあこれにこれで・・・」
「そんな感じですね!・・・オススメですと・・・」
「絶対似合いますよね!」
「もう間違い無しですよ!」
・・・そんな話を繰り返していてさっぱり分からなかったので、やはり
月子ちゃんに任せた。
ボーッ・・・としていると、
「真稀ちゃん!どう、こんなの?」
「こちらもお似合いになると思いますよ^^」
正直、ファッションには興味が無いわたしに聞かれても・・・;;
もうどうにでもなれ・・・と投げやりで話を流す。
・・・だが、限界があったようだ。
「・・・月子ちゃん、お金はいくらでもあるからすきな服買っていいよ・・・
好きなようにコーディネイトして」
「え、いいの?」
「うん」
「あっちで休んでる?」
「そうするねー」
言い残して向かいのベンチに座って様子を窺う。
キャッキャッキャッキャ言ってる姿は女の子だな・・・と改めてそう思う。
五分くらいたったろうか・・・
ずっとベンチに座っていると目の前に宇宙科の生徒三人組が来た。
ニヤニヤしながらこちらを見てくる。
蹴り倒そうか、とも思ったのだが最近、むちゃをしすぎたせいで
身体が少しツラい。
今ならいけるが、私が何かしたら月子ちゃんが飛んでくるから
心配と迷惑をかけたくはなかった。
「ねえ、君、エンジェルちゃんでしょ」
「・・・はい?」
「だーかーらッ!真稀ちゃんだよね?」
「・・・・・・・そうですけど」
ナンパか。
いつも私には梓に翼・・・様々な人が周りにいたので
絡まれることはそう、無い。(まぁ、あるけど)
冷静に判断していると、一人が私の腕をつかんだ。
「・・・ッにするんですか」
睨みながら相手を見返す。
「お~怖い怖い」
「ね、木ノ瀬梓の彼女チャンなの?」
よくこんな人が星月学園に入れたなぁ・・・
星に興味あるのかねぇ?
う~ん・・・
「話きいてんのか、コラ!?」
「おい!真稀に・・・コイツにさわんじゃねえ!」
そう言って現れたのは哉太だった。
息を切らしてナンパ野郎の胸倉をつかむ。
「な・・・なんで、七海がここに!?」
「・・・るせえ」
「悪かったから!!だから、離してくれ!」
「哉太、離してやれ・・・」
次に錫也が現れる。
「てんめぇ・・・次コイツに何かしたらブッ殺すぞ」
「ひぃぃっ」
三人は逃げるようにして去っていった。
・・・にしても、なんで二人がココに?
なーんて考えてると口に出しちゃった私☆
錫也が答えてくれた。
「ああ、なんか哉太が真稀に用あったらしくてさ。
で、朝部屋に行こうとしたら真稀が月子の部屋から
出てくるところを見たらしくて。
いきなり俺の部屋来て『おい、錫也、あいつの顔色がおかしい、
どっか行くみてえだから俺等もつけんぞ』っていきなり言い出して、
今の現状に至る、ってとこだね」
「お、お前ッ・・・!ゆ、言うなよッ・・・!」
みごとに顔を真っ赤にして錫也に突っかかっていく哉太。
「助けてくれてありがとう。哉太、錫也」
一つ、極上の微笑みを浮かべお礼を言う。
「・・・お、おう」
「真稀の為なら^^」
「あ~~~~!真稀発見!!」
「わっ」
「真稀ー!」
「よ、羊・・・」
思いっきり抱きついてきたので、うっとなる。
あ・・・・・・ヤバイ・・・・・・い・・・しき・・が・・・
「真稀!おい、真稀」
「真稀!?大丈夫??」
「わぁ、真稀~~!ごめんー;;」
哉太に抱きとめられ、三人の心配した声が頭の中にこだまする。
そこで意識は途切れた。
あとがき゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
結局キス解明ならず;;
まあのちのち書きたいと思いますー!
なんとなんと!
次は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
婚約者・琥太センセのご登場ナリ~(*゜▽゜ノノ゛☆
指定つけたし☆ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
琥太センセは・・・
真稀の本当の兄(死去)の従兄弟なんですね。
ちなみに、一樹は兄の友達で・・・
身体の弱い真稀を一樹・兄・琥太郎で守っていた、様な形です。
婚約はもともと琥親と真親はとてつもないくらい仲のよく、
子供が生まれたら、お互いの子供を婚約させましょう♪と約束をした。
琥太郎はさすがに高校生で結婚はかわいそうだ、といい、
大学を卒業したら改めてプロポーズする、と宣言!
なんで今はすきに恋愛していいということに鳴ります。
真稀が保健室に行きたがらない理由は、
そういう関係の噂が流れてほしくないから!、だそうです。
指定+多くスミマセンY(>_<、)Y
質問がございましたらコメでどうぞ!