風になる ~ 13匹の猫を焼殺 大矢誠事件その後 | いつも 0-40   

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私の名前はMAMA DAISUKI
完全無欠の落ちこぼれテニスプレーヤー
テニスを始めて5年目いまだ連敗記録更新中
やっすい時給で頑張ってるのはテニスのため
練習していつかあこがれの草トーに挑戦
いつかきっとゲットできるはずの1勝めざして今日もコートへ

2016年~2017年にかけて埼玉県深谷市で
13匹の猫を拷問虐殺した猟奇犯大矢誠の
執行猶予期間が本年2022年12月26日で終了します

収監されることなく自由の身となる猟奇犯
2022年6月には税理士事務所も再開しています
顔を整形し苗字を変えて猫の譲渡会に
夫妻で姿を現しているという岩野(大矢)誠
新たな事件が起きないことを願ってこの
加筆したブログを再アップします

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コロナ渦の2021年
1月になって間もない9日
病院に運び込まれた猫の状態に医師は
驚き理由を飼い主に問いただした

顔から腹部まで体の表面の30%以上に
火傷を負い前足と腹部の皮膚は壊死
食事もとれず衰弱して生命に危険が
及ぶ状態だった

仕事で疲れていたから火をつけた
自分でやった精神的に参っていた
飼い主の男性はそう答えた
医師は警察に通報男性は逮捕された

幸い猫は一命を取留めたものの
何度も手術を受け元通りに動ける
体になれるかどうかはまだわからない

男性が猫に火傷を負わせたのは病院に
運び込む前日の1月8日猫は瀕死の状態で
一日放置されていたことになる

いやそれだけではない消毒用アルコールを
かけられればその時点で猫は逃げたはず
着火できたということは拘束していたと
考えられ猟奇的な殺意を持っていたとしか
思えない飼い主に殺されかけた猫の恐怖は
如何ばかりだっただろうか猫の心情を
思うと言葉では表せない

獣医師は飼い主の男性に猫を戻さず
動物病院で引き取り新しい名前をつけて
治療を続けている

元飼い主の男性はこの猫を男性に譲渡した
保護猫カフェによって刑事告訴され
一時は不起訴になったが検察審議会の議決で
再捜査が行われ罰金10万円の略式命令を受けた

猫への虐待は過去にも何度も起こっている
猟奇犯 大矢誠事件

2017年12月
東京地方裁判所第429号法廷の傍聴券20数枚に
傍聴券を求める人たちが350人も並んだ
行われたのは猫13匹をガスバーナーで焼殺し
熱さと恐怖に猫が苦しむ姿を動画撮影公開した
元税理士大矢誠の初公判

被告人は黒のスーツにネクタイ姿で出廷した
終始冷静で憔悴していたり緊張している様子は
なかったと記載されている読み上げられた
起訴状には信じがたい被害状況が書かれていた

被害者は13匹の猫たち 9匹死亡4匹重体

◆捕獲器で猫を捕獲しバーナーで火あぶりし熱湯をかける
◆捕獲器に爆竹を投げ入れた上で熱湯をかける
◆ロープで首をつるして熱湯を満たした缶に漬けた

残酷なやり方で猫達を殺し続けた

獣医師が提出した猫たちの死亡原因は多臓器
不全と二度以上の熱傷によるショック死
想像をはるかに超えた地獄の苦しみだった

"動物虐待愛好家"というサイトの中で英雄視
されていた被告の名前は大矢誠(岩野誠)
控訴事実をすべて認め証拠品の提出や
取り調べにも協力的だったらしい
自宅から押収されたパソコンには数々の
虐待動画が残っていた 押収された捕獲器
殺害した猫を棄てた場所なども供述している


NPO法人 Nyapan Cat Rescue https://nyapan.jp/

ネットに公開された動画には
理解を超える映像が映し出されていた
鳴きながら鉄製のオリの中を逃げ惑う
苦痛に怯えた表情
熱湯を浴びせられガスバーナーで
焼かれ黒焦げにされる猫
瀕死の状態で歯を抜かれる猫
臨月の猫の耳に熱湯を流し込み
絶叫しながら息絶える様子
母猫は苦しみながら最後まで
お腹をかばい続けて絶命する

一部始終を動画撮影インターネット上の
匿名掲示板に投稿してその成果を報告
猟奇的以外の表現が見つからない行為
虐待の凄惨さは回を追うごとにエスカレート
ネットの闇で動物虐待を喜ぶ人達が
大矢被告を"カルおじ"の愛称で称賛した

大矢被告は20年以上税務署に勤務
無試験で税理士資格を得た
税務署に10~15年間勤務すると税法の
試験が免除23年以上勤務して指定研修を
修了すれば会計学を含む全科目が免除
されると定められている
労せず資格を手に入れたことになる
加えて役所に長く務めたせいか周囲の
誰に対しても上から目線だった

当時の取材文を読むと大矢被告は
マンションの組合では役員を務め
休日には子供とサッカーをする
普通のおじさんだった
仕事も家庭も順風満帆
何故猫の惨殺などに溺れていったのか
表面はまじめな税理士実は残忍な動物虐待者
なぜ二つの顔を持ったのだろう

兆候のような出来事はあった
大矢被告の個人事務所があるさいたま市
見沼区周辺では野良猫が毒を飲まされて
死んでしまう事件が起こった
近所の人が飼う猫も行方不明になった
近くの団地でも野良猫の数がはっきり
わかるくらい減っていった

業務でも納税者の留守に勝手に敷地内で
税務調査をしトラブルに発展するとその
様子を勝手に携帯電話のカメラで撮影
トラブルを知った大矢被告の上司が
写真を消去して納税者に謝罪した

大矢被告の横柄さは逮捕後の供述でわかる
"猫は糞尿が臭く爪で壁などを傷つける
有害動物の駆除をしただけ法律違反ではない"

逮捕後拘留中に面会した税理士事務所
職員が事務所を辞めてほしいと言った時は
"俺を追い出したいのか!"と恫喝した
異常さと利己的な人間性が垣間見える

大矢誠被告人からは反省文とお詫びの陳述書が
裁判官に渡されたが内容は公表されなかった

弁護人質問で大矢誠被告は犯行動機を答えている

  初めて猫に危害を加えたのは平成28年3月頃
  猫に対する感情は好きでもなく嫌いでもない
  猫の糞尿被害に困り猫よけスプレーなどの対策を
  講じたが効果がなかったため捕獲器をネットで購入
  猫を捕獲し家から遠くに放すということを繰り返し
  当初10匹以上の猫を遠くに放した
  海外のサイトでより残虐な情報を目にして
  段々猫に対する感情が悪化していった
  猫に噛みつかれ完治まで1ヶ月かかり仕事にも支障を
  来たしたことから猫に対する憎しみが増大した
  捕獲して遠くに放しても猫が戻ってくると思い
  駆除しようと思うようになった猫に熱湯をかけた
  のは動画でそういう虐待を見たから素手で殺す訳
  にもいかずまた刃物もなかったため焼き殺した

  最初は抵抗があったが手を噛まれたり糞尿被害もあり
  1ヶ月経ち治りかけていた噛まれた傷の爪のあたりに
  まだ痛みがありさらにネットで見た残虐な情報の影響で
  殺すことに抵抗がなくなった

  動画を撮影したのはウェブ動画を見ていたし
  日頃から撮影して記録することがあったから
  猫への恨みもあった検索した動画を見ていた
  ことで記録することに抵抗感がなくなった
  それに熱湯をかけた動画を見て残虐さを比較
  したいという気持ちになった

※警察が押収公開した大矢被告が猫を焼殺するため用いた作業服と道具


  動画をアップしてから2日で1,000件程度の
  アクセスがあり"もっとやれ!"という反応だった
  ため抵抗感が薄れていったネットに掲載する
  ことで猫への恨みを晴らしたいと思った

  現在は猫に詫びたい動画を見て心を痛めた
  方々にもお詫び申し上げるしかない
  署名が多く集まっていることは知っている
  心痛めた方々に贖罪の気持ちをもっていきたい
  命を持つものに対しどんな命も軽んじてはいけない

傍聴した方の記事には詫びたいという大矢誠
被告の言葉には温度が感じられず弁護人と
打合せ通りと思われたと記述されている
検察側の質問にも同様の供述をしている

  保健所も考えたが短絡的に殺してしまおう
  と思った噛まれたことへの復讐だった
  動画を見返し抵抗感が薄れていった
  書き込みや情報にたくさん触れ
  猫が苦しくてもかまわないと思うようになった
  署名に対しては社会に影響を与えた認識がある
  命の尊厳に対する希薄さがあった

税理士という職業柄理路整然と話すことは
得意なのかもしれないが終始通り一遍の
反省と謝罪の弁を述べるだけで人間的な
気持ちは存在していないように感じられた
と傍聴席でのレポートには記述されている

裁判官からの質問には逮捕され社会的な
非難を浴びてからの生活を淡々と答えた

  残虐なことをしてネットに上げることが
  目的になり猫の被害にあったという事を
  言い訳にしながらやっていた許されると思った
  税理士は辞め就職活動の情報を集めている
  出歩くのに支障はないが監視されている

検察側は罪状について常習的犯行は明らか
13匹の猫への犯行はあらかじめ計画的で悪質
駆除目的とは言えず楽しみながら虐待している
犯行後は不特定多数が閲覧できるようネットに
動画を掲載し人々の心に傷を負わせた
懲役1年10ヶ月を求刑する

一方弁護側は情状酌量を求めた
被告人は税理士として社会の中で一定の地位を
築き社会に貢献してきた猫の被害や怪我を負う
などがなければ本来であれば犯罪とは無関係の人間
以前起きた事件の事例をあげて現行法においては
動物愛護法は器物損壊罪を下回るものであるから
執行猶予をつけるべきだと主張

傍聴席で裁判を見守った人の手記には"動物虐待愛好家"と
称してネットで集い大矢を煽った者たちにも罪があると
指摘し幇助罪の適応が急務だと記述されている
少なからずネット上で煽られ歪んだ自己承認欲求を
満足させたいという気持ちが犯行をエスカレート
させていったことは間違いない

この後東京地裁で下された判決は
懲役1年10カ月執行猶予4年の有罪判決
弁護側の主張が認められた
執行猶予の理由について裁判官はこう述べた

 "動物愛護の精神に反する悪質な犯行だが
  税理士を廃業するなど様々な制裁を受けている"

いまも知人には"駆除だった"と自分の
正当性を主張し相変わらずの上から目線で
反省など半信半疑だと大矢被告を知る人の
言葉として女性週刊誌が伝えている


事件後ネット上には大矢誠に
懲役刑を求める署名が立ち上がり
署名数はネット上で163,749に及んだ
紙の署名数でも61,830を集めた
合計すると22万人以上賛同があった

これだけ多くの人が大矢誠の実刑を
求めていたにもかかわらず執行猶予
残虐極まりない行為に対するあまりに
軽すぎる判決が物語るのは当時の法の限界

2020年6月1日改正動物愛護法が施行され
以下のように改定された
★愛護動物の殺傷
 5年以下の懲役
 または500万円以下の罰金
★愛護動物の虐待遺棄
 1年以下の懲役
 または100万円以下の罰金
※3年以上の懲役を言い渡された場合は
 執行猶予が付かず実刑となる

日本中に深い悲しみをもたらした猟奇事件
深谷市櫛引の犯行現場には多くの人が慰霊に
訪れ殺された猫たちを悼み花や手紙を供えた

猫たちがどれだけ熱く苦しかったか
小さなからだに受けたあまりに惨い仕打ち
この怒りと悲しみが消えることはない

2022年12月26日 大矢誠の執行猶予は終了し
収監されることなく自由の身になる

執行猶予中の中 妻の旧姓岩野に夫婦で
改名した大矢誠は猫の譲渡会に姿を現し
夫婦で里親募集に申し込みを始めた
岩野誠 岩野和子
夫妻の意図はどこにあるのか

譲渡会を開く団体は警戒を強め
情報の拡散を希望している

多くの事件に語られる猫たちの受難

何故猫はサイコパス達の標的になるのか
それを考察した資料があった
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1、野良の存在
  昭和の時代と違って街中で野良犬はほとんどいなくなっている
  タヌキやハクビシン ハトやカラスは見かけるが数は少ない
  比べて野良猫の数は多く見かけることも多い

2、捕まえやすさ
  野良猫は本来は警戒心が強が餌付けする人間がいると
  警戒心が弱くなり餌をもらえると思って人に近づき捕獲されるケースが多い

  野良犬はいても中型犬で反撃されれば危険
  ハトやカラスは飛んで逃げれば人間は追えなくなる
  ましてカラスを抱いて歩いていたら不振に思われる
  でも猫なら抱いていても不思議ではないし猫が嫌がっていても
  頼まれて保護したと云えば不振には思われないですむ

  ペットショップから買われた猫もいるがそういう猫の虐待率は低い
  野良ネコを捕獲するか里親を装って譲渡会で手に入れるか
  里親募集では容易に手に入ると書かれている

3、登録や予防接種の必要がない
  猫は自治体への登録や予防注射も不要
  鳴き声も小さく人知れず飼いやすい

4、抵抗力がない
  人間より弱くて抵抗力がない
  シェパードや土佐犬やシベリアンハスキー 柴犬 レトリーバ-等
  どれも抵抗されたら自分の身の方が危険にさらされる
  猫なら人間の力があれば抵抗されても容易にねじ伏せられる
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自分より弱い者の命を快楽の為に残忍な方法で奪う
あってはならない行為 けれど法は重罪とは判断せず
岩野(大矢)誠は今年2022年6月28日関東信越税理士会に
登録しさいたま市北区日進町に"大矢誠税理士事務所"を
開きなにごともなかったように家族と共に生活している

野に放たれたサイコパスは譲渡会に現れ
新たな獲物を狙っている

はっきりしていることは
猫たちにはなんの罪もないという事

        フリーペンシル「歩くさくら猫」


せめて命を落とした猫たちの魂が
いまは安らかにあることを願って


★参考・引用★
★飼い猫に火を付け虐待、一転起訴 毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee4aaa07dcf9b9a7b6eb6e5c9cdf3de8132cb4e7

★2017年11月 猫に熱湯をかけバーナーで焼くなどして虐待死させた元税理士の初公判
https://www.eva.or.jp/oyamakoto

★関東信越税理士会事務局
https://www.kzei.or.jp/

★大矢誠による事件概要
https://ameblo.jp/happycat-satuki/entry-12714907533.html

★埼玉連続猫虐殺犯「大矢誠」の執行猶予が満了となる。二度と動物に近寄らないで
https://ameblo.jp/happycat-satuki/entry-12714907533.html

★大矢誠による猫13匹虐殺事件
https://www.13cats.xyz/

★総務省資料 国内における動物の虐待事例等
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2603/03.pdf

★動物虐待は猫が多い?なぜ猫がターゲットにされやすいのか
https://noranecolumn.com/reasonmanycatcruelty/

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