明日晴れるかな ~ ノイちゃん事件の語るもの | いつも 0-40   

いつも 0-40   

私の名前はMAMA DAISUKI
完全無欠の落ちこぼれテニスプレーヤー
テニスを始めて5年目いまだ連敗記録更新中
やっすい時給で頑張ってるのはテニスのため
練習していつかあこがれの草トーに挑戦
いつかきっとゲットできるはずの1勝めざして今日もコートへ

人も動物も同じ命を生きている
違うところは一つ
動物は生命維持の目的でしか他の命を奪わない
比べて人間は快楽のために他の命を理不尽に奪う

2月16日
厳冬の朝老猫ノイちゃんの一部が発見された
シリアルキラーは特定されていない
警察官の怠慢が招いた悲惨な事件の発覚だった

東京都八王子市で警察官が
高齢の猫を河原に遺棄し結果猫は惨殺された
警視庁のホームページには八王子警察署の
名前で2月24日付の謝罪文が掲載された


「動物の遺棄虐待は違法です」
環境庁 警察庁の名前で掲出されているポスター

法治国家で八王子警察署が常習的に行ってきた
違法行為は20年を懸命に生き抜いてきた命を奪った

情報を拾うと事件の経緯は以下の様になる

1月31日夕刻
JR八王子駅南口付近の路上で
首輪のついた猫を市民が保護
猫は八王子署のパトカーに保護され
警官は2~3日預かると伝えた
同日夜 保護した市民は猫が心配になり
動物愛護団体に連絡した

 

2月1日午前11時頃
動物愛護団体が八王子署に
猫の状況確認の電話をする
八王子署は「その猫なら10時頃署の
裏の河川敷に放しました」と返答
動物愛護団体がなぜ首輪のある
明らかな飼い猫を遺棄したのか問うと
八王子署員は「あの猫は捨てられたんです
飼い主が出てくるか分からないから
放しました」と回答した
動物愛護団体はすぐに河原の捜索を開始
チラシも作成しSNSで情報提供を呼び掛けた

 

2月2日
飼い主が名乗り出る
猫の名はノイちゃん20歳の女の子
人間でいえば98歳の高齢で足も不自由
厳冬の中では凍死してしまう可能性もあり
逃げることができないので連れ去られる
可能性も考えられた

 

2月4日
バックルがとれたノイちゃんの
首輪が発見される 目撃証言あり誰かに
捕獲されている可能性も考えられた
外された首輪だけが見つかったという事は
虐待目的で連れ去られた可能性が高い
保護するなら飼い主の手掛かりになる首輪を
外して猫だけ連れ去ることは考え辛い
生きて見つけたい
捜索した人の願いは一つだった
飼い主は八王子署の対応に被害届を提出
八王子署は遺棄ではなく放しただけと返答
注)通常その辺に放すことを遺棄と言います

現在動物を保護した場合動物愛護センターや
保健所に届けるようになっている
警察が預かる際は「一時預り書」を作成し
センターや保健所と連携をとる決まりに
なっている でも今回預り書は作られず
連携もとられていなかった

追及する動物愛護団体に八王子署員は
信じがたい言葉を連ねる
「遺棄はしていない 最初に護された場所が
車に轢かれそうな場所だから安全な河原に
放したので遺棄ではない」
八王子保健所が成猫は引き取れないから放して
欲しいというので今までもそうしてきた
注)ただの責任転嫁で八王子保健所は連絡もうけていない

保護した猫は行政機関にも愛護団体にも
連絡すらすることなく同じ河原に放していた

2月16日15時
何かで切断された猫の一部が発見される
何度も捜索した獣道の真ん中にわざと
見せつけるために置いたかのようだった
猟奇事件の可能性もあり八王子署が
捜査を約束

 

3月15日
DNA鑑定の結果猫の一部はノイちゃんと判明
ノイちゃんの死亡が確認される

 

3月15日~16日
機動隊も動員した大捜索が実施されたが
残りの身体は発見されなかった


3月16日
八王子警察署長がノイちゃんの発見現場に
献花に訪れ飼い主さんに謝罪した

凍死するかもしれない厳冬の河原は
安全な場所ではないまして外には人間という
凶悪な生き物が生息しているいったい
どれだけの命を八王子署は遺棄してきたのか

ずっと家の中で暮らしていたノイちゃん
見知らぬ屋外に放されどれだけ戸惑い
絶望したか高齢で足の悪いノイちゃんは
襲われても逃げることができない身体だった
そして何者かに連れ去られ虐待され惨殺された
ノイちゃんの恐怖と絶望その苦しみは想像を絶する

ノイちゃんの遺体遺棄現場には4月1日まで
献花台が設けられその死を悼む心ある人々
からの献花が供えられている

八王子署は警察庁のホームページに謝罪文を掲載

「1月31日午後、一般の方からの通報により
当署が保護した猫を、翌2月1日午前、当署員が
飼い主の調査が不十分なまま河川敷に放した
という事案がありました。今回の事案は、当初
「車の窓から猫が捨てられた(結果的にその
ような事案は確認されませんでした。)」と
聞き及んだ当署会計課員が、「捨てられた猫」
であると思い込み、保健所をはじめとする
関係機関に連絡することなく、飼い主の調査も
不十分なまま、拾得物としての扱いをせず、
早期に猫を放してしまったことが原因です。
飼い主の方及び本件に携わった方々に深くお詫び
申し上げます。当署といたしましては今回と同様の
事案を二度と繰り返さないよう、保健所等関係機関
との連絡を密にするとともに、署員に対し、動物
愛護の精神の涵養に努め、適正な取扱いに資する
よう、指導の徹底を図ってまいります。」


八王子署員がほんの1日多く保護を続けて
くれていたらノイちゃんは無言の帰宅を
しなくてもよかった
ノイちゃんの命を奪ったのは
警察署の怠慢と猟奇犯の快楽

人はどうあるべきなのか
失われたノイちゃんの
命が問いかけるものは大きい

ノイちゃんの魂が
今は安らかにあるように祈って
      にほんブログ村 テニスブログ 初心者テニスプレーヤーへ にほんブログ村 音楽ブログ ミュージシャン応援へ