9:00〜
自由に育てて、途中から軍隊式にする。
これが僕の思い描く理想の教育です。
たまたま同じ意見を、意見というか誰かのデータなんでしょうか?を見かけたので嬉しくなりました。
小さい頃にしっかりと育てると後半伸びない。
これは現場で子どもたちを見るとよくわかります。
問題は、両親がどんな人なのかを正確には把握できないので、僕の見立てもあっているかがわからないところです。
何かと大人に細かく指示・命令を受けているであろう子どもたちは伸びないように思います。
ただ、小さい頃にはその方が良い結果を出すこともあるのかもしれません。
最終目標をどんなものにするのかを明確にして、またはある程度大枠は思い描いて、そこに向けて子どもたちに力をつけていくことが理想だと思います。
12歳で日本一になってその後抜かされていくだけ、なんてのは面白くありません。
12歳では日本一でも県で4でもどうでもよくて、18歳あたりでどうなるのかを見ていることが大切なことだと思います。
そして、その先の人生でテニスがどう使われるのかも想定する必要があります。
続けているのか、辞めるのか。
また続けているのであれば、その時に持っている力は何で課題は何なのか。
課題が成人以降で高められるものであれば良いことで、幼少期にしか得られないものだと苦しい戦いになります。
逆算すれば、今何を身につけさせてあげればいいのかがわかりますね。
テニスを辞めている場合、ボールが上手く打てることに何の意味もありません。
そこそこ打てていれば、趣味として楽しむのに優越感に浸ることは簡単なことだと思います。
そんなものは指導する必要さえありません。
自由に過ごす。
やりたいことをやること。
やりたくない日はやらない。
やりたくなくてもやらなければならないこともあること。
仲間に支えられること。
自分1人でもやること。
試行錯誤すること。
話をよく聞くこと。
勝つことの喜び。
負けることの悲しさ。
諦めない心。
どうにもならないことは諦めること。
目標を立てること。
感情をコントロールすること。
正しく振る舞うこと。
身につけることはたくさんあります。
大人になってからでは身につかないか、どんでもないく大変な思いをすることもあります。
少しでも早く経験したいことです。
身につけたいことがありますね。
大人になってからしかできないことは、たぶん、とてもとても重いものを持ち上げるトレーニングくらいだと思います。
多分です。
それと社交辞令
遺伝的に頭が良い人は、適当に生きていけば何とかなるのかもしれませんね。
そうではないかもしれない人は、子ども時代の経験が重要なんでしょう。
やはり「人生10年」は、あながち間違いでもないのかもしれません。
競争相手に対する優位性を持ちたいのであれば、10年間で何を得て、その後に何を積み上げるかということですね。
何にしても、僕らのような人間の責任は重いのです。
覚悟して付き合っていきたいですね。