おはようございます、

こんにちは、

こんばんは!

 

三毛猫:今日も ご訪問 ありがとうなのにゃ!

 

あっという間に9月に突入ですね…!

いま、「あっというま」を変換しようとしたら、「アットナング・プッフハイム駅」って出たのですが…このパソコン(去年夏に買い替えた)でその駅名をタイプした記憶、ないぞ?!うん??

(ザルツブルクからバートイシュルに行くときの乗り換えで使った駅だ…)

 

さてそれでは…。

ヒルデガルト世、いよいよ大詰めです。

 

第1幕では(現)ドイツ中央の山の中にそびえる城塞に住む麗しいお姫様のヒルデガルトが、身元不明の謎の騎士と会うまで。

第2幕ではヒルデガルトが戦場に駆り出されて責務を全うしており、また思うところがあって、謎の騎士にもっとも大胆な褒美をつかわす場面。

 

が語られました。

 

ここから先が(騎士とヒルデガルトの最期は知っていたのですが)

セルフ誘導音声ではまったくわからず。

たぶんこれ、相当の悲劇なんだろうな…

と思うあまり。

 

根本先生のフルセッションでチャレンジしてみました。

(最高級に平凡な田吾作爺さんのあとで見てみました)

 

オチまで知ってるのにしつこく探りたくなるのは、観劇するときの心理に近いかもしらんです…。

 

* *

また、塔の上の小部屋にいます。

ひとりで、ものすごく沈んでいます。

めちゃくちゃ現実逃避をしています…。

 

麗しくも強靭なおなごである彼女でも

耐えがたいほどに嫌なことがあるっぽいです…。

 

彼女の中に入ってみますと…

 

「次の戦は領土争いに決着をつけるもので、

相当大きな戦いになりそう。

しかもあの騎士が好戦したおかげで、

敵も軍を強化しているだろうから、

勝てるかどうかもわからない。

もちろん死者、負傷者、大勢出るだろうし、

それを私は目の前で見なくちゃいけない。

ものすごく嫌な予感がする…。

そのなかに…彼がいるような…」

 

それは沈むわなー!!

 

そういえば《ヴァルキューレ》の第二幕で

ジークムントが殺される前に、

妹のジークリンデは兄が死んでいく幻影をみるわけだけど、

それがまさにヒルデガルトにも起こっているわけかー!!!

 

自分が殺されることより、

仲間が死んでしまうことが耐えられないという怯えは

どこか不思議ではありますが…。

彼女は自分は殺されるはずがない、と思っているわけではなく、

仲間が死ぬぐらいなら私が殺されたほうがいい

自分の命はもう手放している

とそんな気持ちになっているようです。

 

戦場で祈ること、救護にあたること、それ自体に

嫌気がさしているわけではどうもないみたいなんですよね。

 

こういうシチュエーション、現世の今思い当たることがありますかー?

と根本先生にきかれ…。。

 

さすがにあるわけないだろーあせる

 

ものすごーくハードル落として考えると、

Pさんの公演を聴きに行くとき、そんな気持ちかもしれない。

生身の人間が自分の体から声を出しているわけなので、

純粋に何事もなく唄い終わってほしい…みたいなそれとか。

あるいはPちゃんはよく台詞を間違えたり忘れたりして、

それ結構オペラ評で叩かれちゃうので、

大丈夫かなー大丈夫かなー今日はーあせるあせる

ちょっとーそれで「歌手」としてブーイング出るとー

泣いちゃうぞー私だってー

な恐怖は…あるニヤリ汗

(↑一応、物理的な命「レーベン」の心配と、メタファーとしての人生「レーベン」の心配、両方のシチュエーションをひねり出してみた)

 

三毛猫:台詞のミスぐらいしか 批判材料 にゃいのかにゃ…。

もぐもぐ:まあそれがPちゃんをPちゃんたらしめているんだけどね(確信犯)

 

目の前で大切な騎士が死んでしまうのを見ることになるのでは、

彼が何者かも知らずに…

そんな恐怖から逃げようとしているヒルデガルト…。

 

ふと、思い出すのですよ。

あの名前を…。

 

 

そこへ。

 

例の騎士がやってきます。

 

たぶん、会うように約束していたのではないかな。

慰めて欲しい、戦に行く前に元気づけて欲しい、

そんなつもりで。

 

しかしヒルデガルトの気持ちはもはや彼を呼んだ時と変わっていました。

 

彼女は胸の内を告白します。

 

次の戦、勝てる気がしない。

あなたが殺されてしまうかもしれない。

 

そして、禁断の問いをぶつけてしまうのです。

 

ガーン:まってぇぇぇぇーっ!!!

 

 

 

 

「あなたの本名はヒルデブラント、

やはりあなたは、私の兄上ではないでしょうか?」

 

やってしまった ・ ・ ・。

 

 

* (間奏) *

 

 

 

気がつくと、あのハーブを集めていた森の、

かなり奥深くまで馬で連れてこられていました…。

 

騎士はとうとう、身の上を打ち明ける覚悟をしたよう。

一方のヒルデガルトは、

自分が知りたくて訊いたはずなのに、

いざ答えを知る段になって、

それを受け入れる覚悟が何もできていないことに気がつき

震えています。

 

ヒルデガルトよ!

お前は!!

なんてことをしてしまったのだ!!あせるあせる

 

これはやはり…。

つるの恩返し

あのパターンか…。

 

ガーン:あー・ ・ ・。

 

 

しばらく二人は黙って向かい合っており。

 

 

フルセッションの時間が終わってしまいました!!(爆)

(回線がブツブツして全然根本先生とコミュケーションできてなかったり、この超肝心なところで来客があって玄関でわいわいお喋りする声が聞こえたりで、ここから先はマジで見ちゃいかんのかぁ!!とうすら怖かったですガーンガーン

 

仕切り直し!!!(後日自力で見届けてきました…)

 

しばらく二人は黙って向かい合っており。

 

ヒルデガルトもとうとう、すべてを受け入れる勇気

持ちました。

 

そこで騎士は、語り始めました…。

 

「私はあの城塞で生まれました。

ふたつと年の離れぬ妹がいて、

私たちは仲睦まじく、

暮らしておりました。

あるとき。

戦のさなか。

領土を争っている敵方に、

私は連れ去らわれて

しまいました。

そのとき何があったのか。

私の知る処では

ありませんが、

私の命は助かり、

私はあちらの人間として、

育てられることになりました。

あちらの人間として育てられ

そして

そのとおりに育ちました。

私は元来、

がたいも強く、

秀でた能力を、

約束されていたのでしょう。

私は立派な騎士となり、

戦で手柄をたてました。

 

しかし。

あるとき。

 

私は戦場で、

あるひとりの乙女を見つけました。

その者は味方の騎士を励まし、

戦火の飛ぶ地で、

人の生き血が飛び交う残忍な戦地で、

剣も弓矢ももろともせず、

たったひとり

天に一心に

祈りをささげておりました。

 

その姿を見るや否や

私の体は戦慄しました。

その女性の中に、

不思議と懐かしさを

見出したのです。

どかでお目にかかったご令嬢か

といえばそうでなく。

魂がはるか昔から求めていた、

会うべくして会った

たったひとりの女性

というわけでもない。

それはあまりに愛しく、

それゆえに命と引き換えでも

守り抜かねばならぬ女性。

薄れ忘れかけた記憶の中で

私はその者が手向けた

カミツレの束を

ひとつの遊戯と心得ながらも

恭しく受け取り、

その者に「忠誠」を誓ったもの。

その者の手を引き、

私たちだけの世界で

私たちだけの架空の「魔物」と

戦った。

その者は偉大な「魔法」を唱え

私は力に任せて「剣」を振るった。

私が傷つく仕草をすると

その者はカミツレの花を傷にのせた。

あのどこまでも純真無垢で、

幸せであった日々を、

私はその女性の中に、

見出したのです。

 

力をなくした私は、

剣に打たれ、

傷つき倒れました。

私の傷を治せるのは

彼女しかいない、

とっさに悟った私は偽名を使い、

武器も、

紋章も、

すべてをほかし、

鎧で顔を隠したまま、

敵方の領主に、

助けを求めました。

 

そうして私は

その女性の前に連れてこられ

その女性の介抱を受けました。

 

一命をとりとめた私が

あなた方の味方となったことは

もうお判りでしょう。

 

それでは貴女の問いに答えましょう。

 

私が戦場で出会った

その女性の名は―ヒルデガルト

と言い、

私はその兄の―ヒルデブラント

と申します」

 

ガーン:あー・・・。

 

「あちらにとって私は裏切り者。

戦場では鎧兜に身を固めていますから

私が誰とはばれぬでしょう。

私が今まで名を明かさなかったのも

あちらに気づかれるのを

恐れたため。

 

しかし。

お前が案ずるように

次の戦、

私たちに勝ち目があるとは

断言できぬ。

もしも勝てれば、

私は城主の前で、

今お前に語ったことを打ち明け、

晴れて我が国を継ごうと

考えていた。

 

しかし。

お前が案ずるように

次の戦、

私が何も言わずに地に倒れれば

一番悲しむのはやはりお前だ。

 

お前の言葉に気がつかされ、

私はお前の問いに答えたのだ。

 

なるべく人目のつかぬところでと

ここまでお前を連れてはきたが、

それでも何者かが今の話を

聞いているかも知らぬ。

 

しかし。

それでもヒルデガルトよ。

私は愛しいお前を悲しませ、

お前に一生解けぬ謎を抱かせたまま

別れるよりは、

たとえ戦で不利になろうとも、

愛しいお前に謎を解く鍵だけは

渡すべきだろうと

そう思うのだ」

 

ヒルデブラントが語り終えると、

兄妹はひしと抱きあい思う存分涙を流して、

そして落ち着くと馬に乗って城に戻りました。

 

馬に乗っている間。

ようやく出会えた生き別れの兄と過ごした

最初で最後の時間になるわけなんですが。

 

ヒルデガルトの心はとても満たされていました。

 

お願い お願い

 

そして問題の戦が始まりました・・・。

 

祈るヒルデガルトに無慈悲にも切りかかってきた

敵方の剣を受け止めて、

ヒルデブラントは地に倒れます。

 

いままでさすがにヒルデガルトが

戦に巻き込まれることはなかったので、

やっぱり誰かが二人の関係を知ってしまったのかな、

なんて思ったり。

またヒルデガルトはいままでは陣営の中で祈っていたのに、

戦況が悪化してきたので城主に急き立てられて、

一線を越えて祈るよう仕向けられたようにも思います。

 

哀れにも血みどろで地面に伏した兄に泣きつく間もなく、

ヒルデガルトは城主の手で救護テントの中に追いやられてしまいます。

 

ヒルデブラントはそのあと運び込まれてきましたが、

もう時すでに遅く…。

二度目の救命はかないませんでした…。

 

ニコ:・ ・ ・。。

 

最期の場面です。

ヒルデブラントのお葬式が執り行われています。

戦はどうやら辛勝で、領土問題も決着がついたらしい。

 

兄の埋葬が終わると、

墓石に身を投げて泣いていたヒルデガルトは、

突如立ち上がり兄の剣を振りかざします

 

「私にはもう生きる理由がない。

さようなら城主様。

さようなら皆の者。

私は兄上のもとへ向かいます」

 

家来やお父様が止めるのも聞かず。

ヒルデガルトは兄の剣を口の中に刺し込み

あっという間にこと切れるのでした…。

 

* *

 

すごい終わり方なんですが!!

 

とりあえず、年代は「6」という数字が出ました。

6世紀?600年代?まあたぶん中世が始まったころかな?

ヒルデガルトの年は28歳ぐらい。

28歳で未婚ってどうなのかな、と思うのですが、

恐らく彼女、修道院にも入っています。

城塞の中に修道院もあって、シスターが何人もいたのですが、

彼女も兄の存在は忘れていたと言え、

物心つく前に修道院に入って誰かの無事を祈っていた、

もしかするとその「誰か」は「あの騎士」かもしれない、

と、そんなことを語り掛けてきているような気がして…。

 

一応中間世には送っているのですが、

最後の戦で泣いている彼女を改めて優しくハグして、

「がんばったよね、もう大丈夫だよ。あなたの分まで、Pちゃんのこと大切にするからね!」とか、

究極の落とし文句…

「このあともう一回、彼と幸せな兄妹やるから大丈夫、大丈夫!」

と言ってあげたら、

なんとか吹っ切れてくれたみたいです。

 

ええ、そうなんです!!

Pさんとはこのあと、

幸せな兄妹

ちゃんとやり直していますおねがいラブラブ

魂って帳尻を合わせようとしてくれるんですね…!

 

ヒルデガルトからのメッセージは、

 

「詮索なんてしないで

彼本人を受け入れてあげて」

 

でした・・・。

 

すみませんーっ!!!(全裸ジャンピング土下座)すごい思い当たることがある…

 

彼 は い っ た い …

何 回 私 の た め に 命 を …

(エスコバルのときも犠牲になってる…)

 

そのせいで今世は!

私は彼に比喩的に殺されまくっているという!!

 

三毛猫しゃーっ!!!ドンッドンッグードンッドンッ

 

救急車 救急車

 

チーン悪い男めー。。

 

やっぱりこの過去世、テーマがローエングリンおすましスワンそのまんまで、

Pさんもその役は自身のブレイクのきっかけになったこともあって相当思い入れがあるらしく(確かに言われてみると、30代前半、ヒルデブラントと同い年ぐらいに役デビューしていたと思う…)。

 

しかも思い返してみるとすごいことに・・・。

 

ワタクシ、Pさんのローエングリン、

生で聴いたことが一度もないんですね!!!

(だってほら、彼が舞台でバリバリそれを唄っていた頃は私はまだ小中学生とかで…)

いや実は一回だけ、近年ピンチヒッターで彼がローエングリンを

唄ったことがあったのですが!!

 

そのときワタクシ!!

 

あろうことか次点推しRさんのローエングリンを聴きに行ってました!!

 

爆笑:驚き樫の木欅の木!

 

ホントにあの時はいったいなぜこのタイミングでピンチヒッターに彼がー!!!ガーンと思ったものですが…。

 

魂レベルでPちゃんのローエングリンはタブーだったのかもしれないです…。そのあと、〈グラール語り〉だけ、なんとか聴けた!レクラム文庫の『ローエングリン』の表紙にサインいただいた!!(表紙の写真、Pさんなんですよ…)

 

ともあれ。

 

根本先生が言うには、

唄っているときに突然、過去生の彼を思い出して

今世の彼がそれに見えちゃうことがあるんですよー。

なんて。

 

はやく…コロナの問題…収まってほしい…。。

(フルセッション直後にまた残念な知らせを受け取ってしまい…)

 

あーところでこのヒルデガルト世で

どうも血も涙もなさそうな城主様…。

今世では中学、高校時代にそりがあわなかった、

現代文の教師のような気がします。

学生生活の98%で喧嘩してたと思う。

ヒルデガルトも未練なさそうだし、

今更なに?って感じ…。

 

えー

 

そしてフルセッションが終わり、

私はあることを思い出しました。

 

畑に植えてあるカブが何者かに食い荒らされて

いちからやり直しの刑だったっけ!!

 

ではなく!!(犯人はキスジノミハムシとその幼虫でした)

 

来年のパーティ会場の件で折り返し電話しなくちゃいけなかったっけ!!!

 

根本先生にリダイアルしないように!!と独りごちながらしているという…!!!

 

自分の潜在意識がわかったような気がしましたぽってりフラワー

 

三毛猫DASH!