前に書いたミナコちゃんの弟、ヒデちゃんは私より2歳年下。
私が5歳でヒデちゃんが3歳の頃のエピソードを書いてみようと思います。
この子と遊んだ思い出は数少ないのだけどチョット変な子だったけど面白く憎めない子だった、そんな感じのこでした。
何と言ったらいいのか・・外見はまるでブルドックの子犬のようで・・・
言葉も発しない割にやることは大胆で突飛押しもなくという子だった
その日も私はミナコちゃんの家に来ていました。
おばさんが
「フミちゃんの悪戯にはまいっちゃうよいいフミちゃんもうするんじゃないよ」
キッチンのテーブルの上に月見だんご🍡のようなものがお皿に10個くらい盛っているのを
指をさした。
「おばさんが出かけてくるから遊んでいても良いけどね、このおだんご絶対に食べちゃ
いけないよ
おばさんが使うから絶対に触ってもいけないよ絶対だからねいい」
私はうなずきました。
強く言い聞かせられ、流石の私も絶対にしてはいけないことだと
分かりました。
しばらくしてヒデちゃんが現れ、テーブルにあったおだんごを1個摘み、なんと食べてしまったのです
私は恐ろしくなって
「ヒデちゃん、食べちゃいけないんだよおばさんがぜったいって言っていた。ダメだよ」
ヒデちゃんは「・・・いいの。」と一言発しただけでまた次のおだんごを食べ始めました
「おばさんに怒られちゃうよふぅちゃんがおこられるじゃない知らないよ
ダメだよ、ひでちゃん」
半泣きになって訴えました。
私の強い訴えにも動じないヒデちゃん。
人の話も聞かず無言でムシャムシャ食べ続けるヒデちゃん。
人の話を聞いているのか・・・聞いていて無視しているのか・・・返事しない・・・
とうとう残り1個の所まで食べてしまったのです
私は怒られる怖さから泣いてしまいミナコちゃんに
「ミナコちゃんおだんご食べたのはヒデちゃんだよね見ていたでしょ
おばさんに言っといてね」
と言い残し急いで家に逃げ帰ってしまいました。
その後、おばさんは家に怒鳴り込んでくることもなく、
「フミちゃん、元気」と普通に挨拶してくれたのでミナコちゃんが
ヒデちゃんがやった
と言ってくれたようでした (-_-;)