トルコ中銀はサプライズ利上げ、市場の警戒感は一気に後退:見通し/先物OP市場ウォッチ | HISと日経225 天地神明のブログ

HISと日経225 天地神明のブログ

ヒーローズインザスカイは引退し、日経平均先物や株式情報は、短期間にサラーリーマンの生涯年収ほどを貯める為に、記事の配信は停止し、自分のデイトレに集中しています。現在は なう を中心に日頃感じた事、気付いた事を配信しています。

[先物OP市場ウォッチ]
*08:01JST トルコ中銀はサプライズ利上げ、市場の警戒感は一気に後退:見通し
28日の225先物は前日比60円高の15000円と反発で取引を終了。足元の急落に対する反動が優勢となったが、米アップルの時間外取引での下落などがマイナスとなり小幅な反発に留まった。米国株式相場は上昇。ダウ平均は90.68ドル高の15928.56、ナスダックは14.35ポイント高の4097.96で取引を終了した。主要企業に好決算が相次いだことで終日堅調推移となった。朝方発表された12月耐久財受注は予想に反して落ち込んだものの、その後発表された1月消費者信頼感指数や11月ケースシラー住宅価格指数などが予想を上回ったことが好感された。

円建てCME先物の清算値は前日の日中大証比140円高の15140円。為替市場では、ドル・円は103円30銭台、ユーロ・円は141円10銭台と円安に推移(8時00分時点)。朝方、トルコ中銀が臨時会合において翌日物貸し出し金利を7.75%から12.0%に引上げた。市場予想は10.0%だったことから、市場はポジティブサプライズと捉えリスク回避の円買いの巻き戻しが進んでいる。新興国通貨急落に伴う市場の混乱が回避されるとの見通しから、本日の225先物は買い優勢の展開となろう。24日に空いたマド(15090円-15270円)埋めがまずは意識される。米国では、FOMCの結果が発表されるが100億ドルのテーパリングが市場コンセンサスとなっており、さほど見極め姿勢は強まらないとの見方。本日の上値メドは15300円、下値メドは15100円とする。

VIXなど世界の恐怖指数と言われる指数は軒並み低下しており、先週発生した新興国通貨急落への警戒感は沈静化へ。中国の理財商品デフォルトの可能性もほぼ無くなったとのことから、市場のリスク要因はひとまず無くなったと言えよう。ただ、TOPIX先物の手口ではゴールドマン・サックスが3営業日連続で売り筆頭となっていることから、同社の売りが止まり地合いが一気に好転するかを注目。
《MT》