ステーキやハンバーグ、すき焼きにしゃぶしゃぶ、フライドチキンにとんかつ・・・、美味しいですよね。美味しいからこそ、つい食べ過ぎてしまいます。そんなお肉って何でしょう?
私たち日本人は古くから身体を構成するタンパク源として、近海で獲れる魚や貝類を常食としてきました。それも毎日というわけではなく必要最小限の量で満足し、大地が育ててくれる穀物や大豆などを主食としていたようですし、その伝統食が守られていた間、大きな病気にかかる人も少なく、日本は長寿国の中に入っていました。
それが第二次世界大戦後、アメリカから怒涛のようにパンやミルク、バター、油脂類などが押し寄せ、およそ半世紀の間に、「たんぱく質が足りないよ」などのCMや料理番組などで肉食こそが、必要な栄養素であるとばかりに思い込まされてしまいました。動物性たんぱく質が食卓にないと貧相な食事であるかのような思い込みに囚われている主婦の数は、今でも多いのではないでしょうか?
動物性たんぱく質信仰とでも呼びたいような見事な洗脳を解除するために、また少しご紹介したい報告があります。
○民族の消長と食生活の関係について、かつての国連世界農業機構の理事長であり、人口食糧問題の世界的権威であるカストロ博士(ブラジル大学栄養研究所長)の調査結果
動物性たんぱく質(肉、魚、卵、牛乳)を豊富にとっている豊かな国民ほど出産率が低く、その反対に粗末な澱粉食(素食)を常食としている貧しい民族ほど出産率が高い。
○スローネーカー博士(生物学者)の報告
ネズミをいくつかのグループに分け、たんぱく質を様々な割合で混ぜた餌で六代にわたって繁殖率を調べた。たんぱく質の摂取率が増えるにつれて、ネズミの繁殖率は次第に低下していった。
このことは文明先進国と呼ばれている国々での出産率の低下と低開発後進国と呼ばれている国々での爆発的な人口増加という事実が証明しています。
○アメリカのマク・ケイ教授(コーネル大学)の報告
解剖して健康状態を調べたところ、たんぱく質の多い餌を腹いっぱい食べさせたネズミは発育が良く、色艶もあって、見るからに健康そうだったが、間もなく腎臓硬化などで早死にした。それに対し普通の餌を死なない程度に減らしたネズミは、発育が遅く見るからに貧弱そうだったが、寿命が長く、普通のネズミの二倍半も長生きした。その上耐久力があり、老化が遅く、ばい菌を植えつけてもビクともしない抵抗力を示した。
○大迫秀武博士(元東京大学教授)と杉靖三郎博士(筑波大学名誉教授)によるネズミを使っての実験結果
粗食小食だと体力が強く長生きする。戦時中、食糧事情が悪かった時、日本人はみなやせ細ったが、その頃は病気が激減し伝染病も減った。
上記の報告は大きな事実を教えてくれます。戦前の日本人の姿と戦後の私たち(見た目には身長も高くなり、いかにも栄養状態がよさそうな現代を生きる人間。その実質は免疫力の低下により半病人)の姿です。
その他にも肉食過多による心身異常の報告は余りにも多すぎて途方に暮れてしまいます。
高血圧、糖尿病、潰瘍、関節炎、便秘、痔、裂孔ヘルニア、痙攣性結腸、虫垂炎・・・切りがありません。
一般に食用に供される肉類は、18%のたんぱく質(たったの18%です。たんぱく質をとるためには肉が最適と言う言葉の嘘に気づいてください。)、尿素、尿酸、それにプリン塩基などの窒素化合物が含まれています。このプリン塩基が体細胞、特に脳、神経系細胞を刺激、興奮させ食欲や性欲の発動を促します。また肉類に含まれる尿酸やたんぱく質の分解産物である硫酸などは、体内のカルシウムを消費するので、血液の酸性度が強まり免疫力低下を招きます。
食肉の多くの部分が脂身、飽和脂肪酸なのですが、1975年に「動物性食品に関する世界会議」が発表した資料によりますと飼育工場で肥育された動物は、昔の牧場飼いの動物に比べると30倍も多くの飽和脂肪酸を含んでいるようです。
飼育工場で生産される食肉や牛乳に必ず残留している農薬、ホルモン剤、成長促進剤、殺虫剤、鎮静剤、放射性同位体、除草剤、抗生物質、食欲増進剤、幼虫駆除剤などは、この飽和脂肪酸の中に滞留し、対外排泄はほとんど困難なようです。こんなものを毎日体内に抱え込んでいたのでは、心も身体もおかしくなるほうが自然と言うものです。
特に最近は廉価のお肉が海外から流れ込んでいます。すでにご報告しましたようにアメリカでは、マクガバンレポートの存在が広まるにつれてインテリ層から肉食離れが起こり、その勢いは増す一方で、今や一般消費者の間でも健康上有害であるとして、肉食が嫌われています。その影響下、ボストン近郊だけでも5年間に3,000軒の酪農農家が倒産しているようで、アメリカで売れなくなった脂身の多い食肉が日本に入ってきているのです。
まだ記憶に新しい狂牛病についても、その潜伏期間は5年から数十年と長いため、食べてすぐ発病することはないようですが、今後10年から20年後には世界各地で原因不明の脳病が発生し、世界的なパニックになるのではないかとの指摘もあるようです。英国消費者協会では、このままの肉食を続けるなら、潜伏期間を過ぎた時には毎年20万人以上の人が狂牛病で死ぬだろうとの予測により、「狂牛病のリスクを避けたいと思う消費者は牛肉と牛肉加工品を食べるのを止める以外に選択肢はありません。」と発表しているそうです。
私は以前エステティックサロンの経営をしていましたので、肉食過多が女性に与える影響の大きさをつぶさに見てきました。
動物性脂肪量(肉だけではなく、牛乳及び乳製品も含まれます)が増えるにつれて初潮年齢が早くなっています。このことは一見栄養状態が良いので成長が早いと思われる方もいらっしゃるようですが、成長が早いということは、老化のスピードが速いことでもあるのです。若い時はとても美しいアメリカ女性たち(肉食礼賛の頃)が、いかに早く老けていくかを知っている人は多いのではないでしょうか?
余談ですが、私が29歳でアメリカに渡ったとき、多くのアメリカ人は私の年齢を18歳くらいと考えていました。冗談やお世辞ではなく本当にそう思ったようです。そして24~25歳だったと記憶していますが、友人になったアメリカ人女性の上唇には、すでにくっきりと老人性の縦シワが刻まれていたのです。
肉食過多の女性は、生理が不規則になり易く出血量も多く、期間も長くなる傾向が認められますし、生理前の様々な不調や痛みも大きくなるようです。生理痛に苦しんでいる娘に1ヶ月間肉食を減らしてみたら、次の生理が始まっても痛みがほとんど起きなかったという経験があります。もし読者の中に生理で苦しい思いをしている方は、是非1ヶ月間だけでも肉食をストップしてみてください。
ご自分の身体で肉食の意味を体感して頂ければ嬉しいです。
肉食過多女性への警告として、もうひとつ気になる報告があります。
乳ガンへの危険性です。前にも書きましたが、日本女性は乳ガン、子宮ガンの発病率が異常に低いことが世界中で注目され、研究対象になっていました。第二次大戦前のことです。残念ながら現在では世界水準まで上昇しています。
乳ガンによる死亡者率は高いほうから(1)肉食の女性 (2)乳製品と卵は食べる乳卵ベジタリアン (3)純粋なベジタリアンという報告が出されています。
400万年前の人類は動物性のものは一切食べず植物性の食べ物だけをとっていたようです。時代の進化に伴い、魚介類や鳥獣類の肉も登場してきますが、それらはあくまでも自分たちが食べるための採取、狩猟であり、食べる割合としてはかなり少ない量であったと思います。
動物性食品が大量に出回るようになったのは、栄養価が高く国民の健康増進に優れているからではなく、それによる利潤が大きいことに目をつけた行政と企業によるものです。国民に動物性食品が優れた食品であることを納得させるため、肩書きが高くモラルの低い学者たちが自己利益のため加担し、根拠のないお墨付きを与え、国民をマインドコントロールしてしまったのです。
ここにも行政、官庁、企業の飽くなき欲望の構図が見えてきます。
踊らされる国民は大病に苦しみ、高額な医療費を払わさせられ、苦汁の中、死と向き合っていく哀れな循環図が、くっきりと浮かんできます。