4/13 喫茶店の日

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あたたかくて、どこか懐かしいあの空間

おはようございます!
本日、4月13日は「喫茶店の日」。
コーヒーの香りに包まれて、ちょっとだけ時間の流れがゆっくりと感じる──
そんな喫茶店の雰囲気、好きな方も多いのではないでしょうか?

 


■ なぜ4月13日が「喫茶店の日」なの?

その由来は、日本初の「喫茶店」が誕生した日。

1899年(明治32年)4月13日、東京・上野に「可否茶館(かひさかん)」という名前の店がオープンしました。
これが、日本で初めて「喫茶店」と名乗った店とされており、この日が記念日として登録されたのです。

 

当時は、コーヒー1杯5銭(現在の約500円前後)という贅沢な嗜好品でしたが、知識人や文化人が集まるサロン的な空間として人気を集めていたそうです。

 


■ 喫茶店とカフェの違いって?

喫茶店とカフェ、一見するとどちらもコーヒーを楽しむお店という共通点がありますが、その成り立ちや雰囲気、提供されるメニューにはいくつかの違いがあります。

 

まず喫茶店は、昭和の文化を色濃く残す「懐かしさ」が魅力の場所。 落ち着いた照明、木製のテーブル、重厚感ある椅子、そしてサイフォンで淹れるコーヒーや、昭和ナポリタン、クリームソーダといった“定番の喫茶店メニュー”が特徴です。年配の常連さんが新聞を読みながらコーヒーを楽しむような、静かな時間が流れる空間です。もともとはアルコールを提供しない“純喫茶”というスタイルから発展しており、どこか「社交場」的な意味合いも持っていました。

 

一方でカフェは、“おしゃれで開放的”な空間。 明るい照明、ナチュラルなインテリア、観葉植物が映える空間など、デザイン性の高いお店が多く見られます。ラテアートの施されたカフェラテや、アサイーボウル、スムージーなど、健康志向やトレンドを意識したメニューが並ぶのもカフェならではです。若い女性や学生、フリーランスの方など、幅広い層が利用しやすく、Wi-Fiや電源が完備されていることも多いですね。

 

喫茶店は「ゆっくりくつろぐための場所」、カフェは「自分らしく過ごす場所」。
どちらもコーヒーを飲む場ではあるけれど、その空気感や過ごし方には、時代や文化の違いが映し出されています。

 


■ 喫茶店にまつわる小話

☕ 1. 「純喫茶」ってどういう意味?

昭和の看板でよく見かける「純喫茶」。
これは「アルコールを提供せず、コーヒーや軽食のみを出すお店」という意味なんです。

バーやキャバレーと区別するために“純”という言葉が使われ、
「健全な社交の場」としての喫茶文化を守ってきた象徴的な表現でした。

🍝 2. ナポリタンは日本生まれ!

喫茶店の定番メニュー「ナポリタン」は、イタリア料理…ではなく日本発祥
戦後、米軍の配給品のスパゲッティとケチャップを使って作られたのが始まり。
喫茶店の厨房でアレンジされ、日本中に広まりました。

🍒 3. クリームソーダのアイスが落ちる理由?

これも喫茶店あるある。
実は、冷たい炭酸の上にアイスを乗せると、気泡によってアイスがゆっくり沈んでいくのだそう。
グラスの中で少しずつ変化していく姿も、喫茶店での“時間の演出”なのかもしれません。


■ 喫茶店がくれる「居場所」

喫茶店の魅力は、コーヒーだけではありません。

  • 誰にも邪魔されず本が読める

  • 一人でも堂々と長居できる

  • 常連さんとマスターの世間話が聞こえてくる

  • ぼーっと窓の外を眺めるだけでもOK

現代のカフェが“効率”や“映え”を意識する場になりつつある中、
喫茶店は、「そのままの自分でいられる場所として、今なお根強い人気を誇っています。

 


■ 昭和レトロ喫茶、いま再評価中!?

近年、「純喫茶めぐり」や「昭和レトロブーム」の流れから、
古き良き喫茶店がSNSなどで注目されるようになりました。

  • 看板猫がいる喫茶店

  • 天井がステンドグラスのレトロ空間

  • 厚切りトーストとゆで卵の“昭和モーニング”

  • 映画のワンシーンみたいな店内

そんな“懐かしさ”と“非日常”が交差する場所として、再評価されています。


■ 今日、ちょっと喫茶店に寄ってみよう

4月13日「喫茶店の日」は、コーヒー1杯から始まる、豊かな時間を味わう日。

今日は町の喫茶店に入ってみませんか?

きっとそこには、
“時間がゆっくり流れる雰囲気”と、“ちょっと特別な私”が待っています。

 


最後までお読みいただきありがとうございました☕
あなたの今日が、あたたかく、いい香りに包まれた一日になりますように。

 

 

喫茶店で頼むメニューは?

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