中医学のブログ

中医学のブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!

こんにちは
テンミョウ薬局の天明勉です。


今日のテーマは、目のこと

目のトラブルに対して飲み薬、というのはピンと来ないかもしれません。
普通は、目薬とか、手術ですよね。
しかし、目のトラブルに対して、漢方薬がいろいろと用意されているのです。

今回は、目のトラブルでも、ドライアイや、かすみ目、飛蚊症、もう少し重いものだと黄斑変性症の予防や白内障の予防に関わることです。
緑内障などは、ちょっと考え方や、治療法が変わるので、別の機会に。


「物を見る」ということ
みなさん、「物を見る」という行為を当たり前にしています。
しかし、「物を見る」ことは、ものすごくエネルギーを使っているのです。
ですから、見るためのエネルギーが減った時に、見えにくくなってしまうのです。
目のための漢方薬は、昔の人が考えた、目 専用の栄養剤と考えても良いかもしれません。


昔の人の考え方
昔の人は、「目」は「肝臓」とつながっていて、肝臓から、エネルギーや栄養の供給を受けて、初めて機能できると考えています。
(現代医学で言う肝臓とは少し認識が違います)
この肝臓に蓄えられている 目が動くためのエネルギーは、脳や目で大量に消費されます。
目を使うことや、考える=頭を使うことで消減ってしまうのです。
そして、どのように目に栄養が補充されるかというと、特に大事なことは睡眠です。
寝不足だと、目の調子が悪いという経験は、みなさん お持ちだと思います。

現代人は、睡眠時間が足りていない方が多いです。

そこに 考えすぎや、脳と目を同時に使うパソコンを長時間使うこと、テレビを見ることなどで、目が働くための物質がさらに減ってしまっているのです。


そしてもう一つ、大きい原因は、老化です。
昔の人は、老化もエネルギーが減っていく現象の一種と考えています。
そして、老化により、減るものも、見るためのエネルギーと関連してきます。


つまり
つまり、目に栄養が豊富に供給せれていれば、目はキチンと、動いてくれます。
目が動くための栄養が足りなければ、目は動いてくれません。
見るためのエネルギーが足りなければ、見えにくくなります。
内側から潤いが届かなければドライアイに、目の視神経の 反応が鈍れば飛蚊症になります
そして、目への栄養の供給が減った状態が続くと、黄斑変性症や、加齢性の白内障になっていくと考えています。
黄斑変性症は、網膜で新生血管が増えすぎてしまう病気です。
目に栄養が足りないので、なんとか供給路=血管を作って栄養を確保しようとしている、と考えることもできます。
加齢性白内障は、目の水晶体が濁ってきてしまう病気です。
これも、目に充分に栄養が供給されていない状態、循環が悪い状態、が続いた結果 水晶体が濁ってしまうのではないかと思います。


養生&漢方薬
とにかく、目を使い過ぎないことです。
傅仁宇先生(中国の明の時代の高名な眼科の医者)も 目の養生に関しては「とにかく目を使わないこと」と、「気持ちを穏やかにすること」を強く、おっしゃっられています。

(気持ちを穏やかについては、別の機会に書きます)
目が見えにくい ということは、我々の意識にとっては 不快なことです。
しかし それは同時に「体がこれ以上目を使うな!」というサインなのです。
エネルギーが減ったために見えにくいのであれば、エネルギーを補充することで、見えにくい、という状態を解除してくれます。

漢方薬には、この目のための栄養剤がたくさん用意されています。


おまけ
ブルーベリーなどとは違うの?
世間で目に良いと言われる、ブルーベリーや ビタミンAも目には良いのですが、これらを中医学で考えると、エネルギーを効率よく使うための物です。
一時的に機能がアップしても、根本的に見るための力を補充しているわけではないと考えています。
漢方薬を、目が動くための燃料と考えると、ブルーベリーなどは潤滑油のようなイメージです。
持っているエネルギーを効率よく、使うことはできても、エネルギー不足は解消しません。
まずは ブルーベリーなど試してみて、それでも症状が良くならない人は、ぜひ 漢方薬を試してみてください。