4月の終わりに、ながーく続く、鼻水と痰がらみの咳に
苦戦したのを忘れそうになった今、また息子が体調を崩しました。
土曜日から、食欲はなく、眠そうにすることが多かったのですが、
元気は良かったので気にしていませんでした。
日曜日の今日も、比較的元気はあるのですが、ママが外に連れていっても
いつものように動きまわったりせず、昼寝をしていました。
本調子じゃないような感じ・・・。
食欲がないのが気になっていましたが、
よだれを多くたらしており、もしや口の中が痛いのかな?
なんて話を、夕方ママとしていました。
夜になって、熱っぽく、機嫌も悪いので
体温測定してみると39℃。
(昨日の夕は、少し熱っぽかったけど、
元気だったため、あえて体温測定しませんでした。)
久しぶりの高熱
ニュースで、手足口病が流行ってるのを聞いていたけど
今のところ、手足口病で発疹のでやすい部位である
手掌、手指、足裏、膝、おしりには発疹はありません。
ママに抑えてもらって、口の中を診ると
のどが赤いことに加えて、
口蓋垂の左右に、小さな口内炎が4個程ありました。
【せんせい】というオモチャで口の中の所見を書いてみました。
診断名は一応『ヘルパンギーナ』。
コクサッキーウイルス、エコーウイルス、エンテロウイルスなど
手足口病と同じようなウイルスが原因でおこる夏カゼの一種です。
2-4日間の高熱と、のどの赤みに加え
今回のような部位に、赤いプツプツとした小水泡や口内炎を
認めるのが特徴です。
手足口病のような部位に発疹はでません。
もし、でた場合は診断が手足口病に変更になります。
夏かぜのウイルスは胃腸炎症状も起こすことがあります。
ヘルパンギーナや手足口病は、
インフルエンザなどのようなウイルスの迅速検査キットはないので
症状や経過から診断する疾患です。
さらに原因となるウイルスが似ているため
似たような症状を示すことがあり、
最初は発熱と口内炎でヘルパンギーナと診断されたけど
翌日に手足に発疹がでて受診して手足口病と診断名が変わることもあります。
ものすごーく、簡単にいうと
発熱+口内炎(小水泡の場合も)=ヘルパンギーナ(主に高熱)
ただし、このパターンは単純ヘルペスウイルス感染症(別の病気)でも起こりえます。
口内炎(舌を含めた、口の中全体にできることも)
+手足に発疹=手足口病(主に微熱)
治療法はどちらも自然に治るのを待つしかなく
解熱剤で対応することが多いです。
ただし、口内炎ができるので痛みのため食事がとれない
ひどい場合には水分が摂れなくて脱水になると
点滴が必要なこともあります。
息子のよだれが多かったのも
口内炎が痛かったからでしょうね。
今日は久しぶりに解熱剤を使いました。
元気で機嫌も良ければ使わなくてもオッケーです。
合併症には、高熱がでるので熱性けいれん。
あとは無菌性髄膜炎もおこすことがあるので
髄膜炎でみられる症状である嘔吐や頭痛がある場合には
一度病院で診てもらったほうがよいと思います。
もちろん、水分が摂れず、ぐったりしているといった
脱水の可能性があるときも病院を受診したほうがよいです。
発熱がなく、元気になれば、基本的には登校してオッケーです。
小児で有名ですが、大人にも感染します。
原因ウイルスの種類が多く、一度かかっても別のウイルスで感染することがあります。
唾液や鼻水や便からのウイルス感染なので
手洗い・うがいといった基本的な予防が大切です。
あまり、まとまりのない文章でスミマセン。
早く、息子の熱が下がってほしいです!!
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