今日も発熱なく過ごせました。
インフルエンザが流行していますが、
うちの地域では1歳前後は、まだ少ない印象です。
ニュースでインフルエンザ脳症のこと見ました。
新型インフルエンザのインフルエンザ脳症を発症した患者
7月からの3か月間に計50人以上。
最も多かった年齢は7歳(5~9歳が多い)。
1歳前後が多い、季節性インフルエンザの脳症に比べて年齢が高い。
感染研は、症例を報告した医療機関に調査票を送り、
回答を寄せた20症例をさらに詳しく分析。
その結果、全員に【意識障害】がみられ、
11人に熱性けいれんや気管支ぜんそくなどの基礎疾患(持病)や既往症あり。
全員がインフルエンザ治療薬を服用しており、
発熱当日が3人、1日後が12人、2日後が3人と、
治療薬の効果があるとされる発症48時間以内の投与が大半だった。
以上のニュース内容からみると、
やはり、どんなにタミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬を早く使っても
脳症などの重症化は防げないと分かります。
また、脳症では意識障害を認めるので、
治療を始めたから安心ではなく、自宅で経過をみながら、
おかしいと感じたら医療機関に相談する姿勢が大事だと思います。
インフルエンザ脳症についてはこちら (過去記事です)
これまで、僕の外来でもブログでも説明していたことですが、
今後も、抗インフルエンザ薬の効果に重症化予防はない(現段階で)ことや、
受診後の、経過観察の重要性を説明していこうと思いました。
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