世界の果ての通学路 | 黒色すみれ・ゆかオフィシャルブログ「マザーグースの天窓」Powered by Ameba

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映画「世界の果ての通学路」in銀座シネスイッチ。
予告編で観て気になっていて、やっと観に行けた!

学校に長時間かけて通学する辺境の地に住んでいる子供たちを撮ったドキュメンタリー。
ケニア、アルゼンチン、インド、モロッコに住む子供たちはそれぞれ1時間半~4時間かけて通っている。



最近「勉強しない子供にどうやって勉強させたらいいのか?」という本を読んだばかりだったのですが、この映画を観せればいいと思う!

「なんだよ!人の環境は、人それぞれだろ!」
と反抗されるかもしれないけれど、そのあとソロソロと机に向かうはず。

インドの兄弟たちの場面が良かった。
足の悪い長男を、二男と三男が手作りの車いす(とてもぽんこつ)に載せて学校まで運ぶんだけれど、笑顔が絶えない三人に涙が出る。
たぶん、お兄ちゃんは乗ってるだけでズルいなぁって、思うこともあるだろうに。
厭だなっって思うこともあるだろうに。
でも、ふたりとも、お兄ちゃんが大好きなんだということがわかる。
そして、三人は分け隔てない母親の大きな愛に包まれている。


この辺境から学校に通っている子供たちは、将来自分が何の仕事をしたいかという希望がちゃんとある。(あえて夢、とは言わないが)
足りない、と思うものを自然と補おうと思っている。

日本の子供たちは、何を思って勉強しているだろう。
日本に足りないものはなんだろう。
わたしたちが出来ることは??

大人になると(すみれちゃんは14歳ですが)、自分に必要な勉強だけ選べるようになる。
子供たちも、それがはやくわかるようになれればいいね。
そしたら、「勉強」というものの意味が、もっと面白く輝くものに見えるとおもう。

アヴァンギャルドな先生も必要だと思う。
現国の橋先生、生きてるかな~~?