小さい頃は、「好き嫌いはいけません」とよく言われていたが、
最近は、必要なんじゃないかと思っている。

食わず嫌いはヨクナイが、
何食べてもオイシイデスネ。しか言わん奴よりよっぼどマシである。

モッタイナイ とか
栄養が偏る とか
そういうこと言う奴がいるが、
評価軸が違うのである。

高い/安い や、熱い/冷たい、固い/和やらかい と同様に
評価軸が違うのである。

あまり好きじゃないけど、残すともったいないのでしっかり食べる。
これは体にいいから(必要だから)食べる。
って言うのはOKだと思う。
体にいいんだから、美味しいって言いなさいってのはおかしいと思う。

グロくて、不味くて、食べると気持ち悪くなるのに食べなさいって言うのは
味が判らない傲慢な奴だと思う。

お値段が高いんだから、いいものに決まってるっていう、味音痴に巻き込むな。
多くの人が美味しいと感じる食材でも、誰もが美味しいと思うわけではない。

(少なくとも自分自身にとって)
これは美味しい、これは美味しくない。
その違いをキチンと自覚できることが料理人のスタートラインだと思う。

うまいうまいと何でも食べる食通ではいかんのだよ。

 
 

安永先生とは、昔呑んだきりだなぁ…