工夫しだすと、いろいろなものが見えてくる。
冷凍食品の取り扱いにも気を使い出した。

買ってきたものをいきなり冷凍庫にぶち込まない。
一旦急速冷凍用のちっちゃい引き出し?に入れて、
十分温度が下がってから冷凍庫に移す。
これだけでも冷凍ヤケが結構軽減できる。


比熱容量と比重から計算してみる。
※乾燥した空気の比熱容量は101J/kg・K、水の比熱容量は418J/kg・K

冷凍室にある空気(60cm×40cm×30cm=0.072㎥→0.093kg)がすべて入れ替わり
20℃から-15℃まで冷却する際の熱量は
0.093kg×-35℃×101Jで-325ジュール程度だが、
500mlの水のペットボトルを同様に冷却するには、
0.5kg×-35℃×418Jで-7,315ジュールもある。
※実際には温度が変わることで比熱容量も変わるので、あくまで目安

冷凍室のドアを開けて冷気がしっかり逃げるのを待つより、
常温の500g程度の物を入れる方が、冷凍室内の熱量は何十倍も増えるのである。

なので、開け閉めの時間を短くすることより、
温度差のあるものを入れる方が
圧倒的に冷凍室内の温度(熱量)を上げてしまう。