初回においてギャンブルの落とし穴に「次がある、次もある、次こそ」というスタンスを取り上げました。

賭け事はどれ程に理論や手法が正しくとも、使い手のメンタルひとつで全てが崩れていくのです。勝負に徹するとはそういうことを指しています。

 

今回紹介するギャンブルの落とし穴が馬券購入において絶対にやってはいけないことです。



賭け金を上げる行為です!


ハイ。コレって昔の私ですね。的中した次のレースはいつも転がしていました。勿論それで大儲けしたこともありましたが、これこそが典型的な負け組の思考なんですよね。

追い上げやコロガシといった手法は勿論のこと、中った次の馬券に賭け金を吊り上げることほど愚かな行為はありません。

常に原資は基本通りに運用していくスタイルを崩さないことが大切なのです。

 

儲かったから次は増やすという考えにはくれぐれも注意して下さい!

 

そして昔から云われることに自信の或るレースにドカンと勝負するというアレ! シコタマ勝負するってアレですね。こんな都合のいいフレーズには決して騙されないで下さい!

 

これほど破綻する手法を平気で述べる神経が分かりません!

どれだけ精密緻密に理論展開しても賭け方がルーズであれば何の意味もありません。本物のギャンブラーならば賭け方にこそ繊細でなくてはいけないのです!
いや、本当に馬券を楽しむためにこそ弾を一瞬で無くす行為は慎まなくてはいけません。



 本命と穴は表裏一体。

 


馬券予想する上でよく本命党、穴党という表現があるが一体その区別にはどんな意味があるのかを今一度考えてみたい。

いきなり乱暴ではあるが大まかな4つのグループ分けをしてみてみる。

Aグループ  単勝1位馬
Bグループ  単勝2~3位馬
Cグループ  単勝4~7位馬
Dグループ  単勝8~最低人気馬

現在の馬券式別は8種類(WIN5は異なる)ある。

【 単勝・複勝・ワイド・枠連・馬連・三連複・馬単・三連単 】


このA~Dグループ分けは馬券式別の単一構成、二連構成、三連構成により様々な視点が見え隠れしている。
単一構成である単勝、複勝を購入する場合にはAグループは当然、Bグループまでが本命党の範囲かも知れない。
Cグループになるといきなり穴党の出番という感じなのか。其れとも払戻金額によるのか?
これが二連構成となるとさらに複雑化してくることになる。
A・Bグループ馬(枠)による決着が本命党の守備範囲か。中にはA-Cグループ馬(枠)も本命、もしくは中穴という表現になるのだろうか?
それではA-Dグループ馬(枠)やB-Cグループ馬(枠)ではどうなるのか?
B-Cグループ馬(枠)でも低配当もあれば、断トツ人気の1番人気馬が連対してもその相手にブービー人気、最低人気馬が入り高配当のこともあろう。

当然、三連構成となると更に複雑化してくることになる。配当でいえば三連構成では本命が単一構成、二連構成の中穴、大穴といった配当帯と同様になることになる。

要するに本命、穴党という区別は実は配当からくる思い込みによる分類だと云えないだろうか!?

 

ここが主催者が望む領域なのである!


主催者の思惑に騙されてはいけない。馬券に取り組むにはいつだって原点を忘れてはいけない!

馬券の連対馬の8割をA・Bグループが占める現実がある!!

 

本命だろうが穴だろうが馬券さえ中ればそれでいい!という本音があるからこそ、其の昔はウインズで溜まっていた出目爺さん達は必死に枠連を何十点も買い「毎レース中ったぁ!」と宣い、現在では誰もが馬連ボックス買いや三連単マルチ買いに群がってしまうのだ!

理論やデータはどうであれ、単勝・複勝・枠連の時代から変わることなく我々が追い求め続けてきたのは『儲かる馬券』だった筈だ!


それにしても破綻する本命党。破滅する穴党。とは昔の人は上手く云ったものだ。