皐月賞に向けて考えを少し。

 

注目すべきポイントのひとつに牝馬レガレイラの出走があるのは分かる。牝馬であるレガレイラが勝ち示してきたホープフルSは2頭の出走取り消し馬を出し更には競走中止馬も出るというイレギュラーな競走だった。それでもこの中山二千の結果こそが今年の牡馬のパワーバランスが決められたと云っても過言ではないだろう。

その為にトライアルである弥生賞は万馬券決着、スプリングSの勝ち馬は皐月に見向きもせず、若葉SはホープフルS馬券対象外馬に持っていかれる結果となった。

 

先行して行われた桜花賞では2歳GⅠの力関係をそのまま持ち込む結果となったが桜花賞に倣いその二番煎じが起こるかと云えば尚更疑問である。

 

明らかに似たモノ探しをすればレガレイラ、シンエンペラーを選び出してみても不思議でも何でもないだろう! が、レガレイラ、(外)シンエンペラーに辿り着く「答え合わせ」は余りにも安易だと云わざる得ない。この2頭が指し示すルートこそ否定される今年の皐月賞なのだと考えている。