感動というか、感心。もう感心して感心して、1話1話本当に心から感心しきり。って感じでした。
最近、ネットフリックスが制作する日本のドラマや映画、本当に数も質もあがってきて面白い面白い!と喜んでいたら、これなんか、グローバルでトップ10に入ったらしくて、やっぱり、本当に質が上がったんですねえ。
一言でいうと、何がすごいっていうの難しいけど、
アクションだけじゃなくて、社会派サスペンスあり、ミステリあり、ファンタジーあり、ホームドラマあり、恋愛要素あり、コメディ要素あり。と、あれもこれも楽しめるわりに、とっちらからずにきれいにまとまって、どんどん続きがみたくなる!
全8話なんですけど! 全然だれない。
ひとついえるのは、キャストがすごすぎるよね。主人公(賀来賢人)の家が、服部半蔵の末裔で名前が「俵」っていうんだけど、この俵家の家族全員のキャストが1人残らず、ドンピシャ。よくこれだけ揃えられた!て感じ。
その他にも、恋人役の吉岡里帆。敵のラスボスに山田孝之。亡くなった長兄に高良健吾。全裸披露の刑事役にピエール滝。おばあちゃん役に宮本信子。文化庁役人に柄本時生。この辺りが私的には、なんともぐっとくるキャスティングでした。山田孝之さんに出てもらって成功しないわけないもんなぁ。くらい安定安心の山田演技。すごいなあ。
しっかし、ネットフリックス。せめて役名がついてる役くらいは、俳優さんの公開をもっと積極的に全部やってほしい。気になる役者さん、あの人なんていう人だろう?と思っても、なかなか出てこない〜〜。まあ、その前にこれだけ有名俳優がずらずら出てるので仕方ないかもしれないけど、田口トモロヲさんとか今野さんとか結構な時間出てるのに、ほとんど書いてないですよねえ。。仲万美さんも。
もう、とにかく見てほしい!必ず、自分だけのお気に入り場面が幾度もでてくる作りになってるので、損はしないはず。
ちなみに、私はといえは、木村多江ママのアクションと、宮本信子おばあちゃんの忍者アクションが大好物でしたねえ。ほんとよかった。そこだけ何度も見返したいくらいよかったです。あと、俵家の戦前の家、みたいな実家がものすごくよかった。
この作品、年度末の賞レースとかに参加できんのかな。賞とっちゃいそうですよね。まともにいくと。
そして、もっとも感心したのが、この映画の原案とエグゼクティブ・プロデューサーが、主演の賀来賢人だということ。
そんな人だったんですねえ。思いもよらなかった。
すごい〜〜〜〜〜〜>すごすぎる〜〜〜〜>
原案って、どこのどこまでが彼の企画なのか案なのかさっぱりわからんけれども、とにかくすごいですよねえ。
もしかしたら、それを日本人の監督ではなくて、デイブ・ボールという外国人がやったことで面白くなったのかもしれないけれど、とにかくすごいです。すごいと思いました。感心。
そして自分で主演してるので、最後の戦い。とかいう場面になったら、CGでもAIでも使いまくって、そりゃもうすげーアクションシーンになるんだろうな!と思いきや、さほどでもなく。。まあ、るろうに剣心みたく、あまりにも嘘くそいアクションになってしまうよりはいいかも。。。。
てことで、世界中で人気の「忍びの家」。
当然、続編(中途半端な終わり方だったし)の準備が待たれてるわけですが、まだまだ決定はされておりません。
そうだろうねえ、これだけのキャストがまた集まるとなると。。。。半分は出れなくてそのかわりに新しいキャストを、ってことでなんとかするんだろうなあ。。。いつできるかなあ。賀来賢人氏をものすごーーーーく見直した、っていうか、感心しかなかった作品でした。ありがとうございました。