というわけで、御手洗家の次に見たのが、こちら。

こちらも御手洗家に負けず劣らず、いやそれ以上かも、の豪華キャスト&豪華スタッフ。なんつっても、TBSドラマP、あの磯山さんがプロデユーサーなんすから。そんでもって、宮藤官九郎と大石静さんが、まるで交換日記のように脚本を書き連ねていったというドラマ。そりゃ面白いに決まってる。あまりに豪華なので、クレジット出しときます。

 

エグゼクティブ・プロデューサー:高橋信一(Netflix)
プロデューサー:磯山晶、勝野逸未
監督:金子文紀、福田亮介、坂上卓哉
脚本:宮藤官九郎、大石静
出演:松坂桃李、仲里依紗、錦戸亮、板谷由夏、織田梨沙、神尾楓珠、少路勇介、矢沢心、守屋麗奈、高岸宏行、前原滉、尾美としのり、池田成志、山本耕史、高島礼子、竹下景子、古田新太

「ああ、ここ、大石さんの担当なんだろうなあ」というのが、一発でわかる不倫の場面。

裕福な妻が、売れない芸術家やら売れないミュージシャンにふらふら〜〜〜と惹かれる、という設定は、大昔から、大石さんの定石ですからね、今回も、人気女優の仲里依紗さんが浮気するのは、セクシーでダーティなパチプロアーティストの錦戸亮です。

古くは、岡本健一(不機嫌な果実)や斎藤工(昼顔、これは大石さんではないけど)やいろんな役者がこの売れないアーティスト役をやってきたわけですが、いやーー、皆さんいってるとおり、この錦戸亮は、ある意味レジェンドになりそう。すごかったですね。いろんな意味で。かねてから錦戸亮さんと生田斗真さんは、なぜ、極端にふりきった役ばっかり引き受けるのだろう??と思ってきましたが、今回のパチアー役はずっと記憶と記録に残りそう。それくらいすごい。

 

記憶に残るといえば、このドラマ、すでに有名な俳優さんの方々も、非常〜〜〜に熱演されてまして、

竹下景子さん、そして、尾美としのりさん、久々ににみた高島礼子さん、の3人は、ものすご〜〜〜〜〜く大熱演の大熱演なので、それを鑑賞するだけでも意味があると思います。最高助演賞があれば、この2人にあげたいくらい。

あとね、個人的に大好きな、板谷由夏さんや古田新太さんがきっちり与えられた役柄を全うしていて、気持ちがいいくらいでした。ありがとうありがとう。

竹下景子さんは、いわずもがな、素晴らしいんですが、

尾美としのりさんがこういうおじさん役をやられるのは、そろそろ年季が入ってきたころでちっとも珍しくないんですけど、まあ、そういわずに、これみてほしい。今回は、尾美としのりがさらにおじさん役にターボかけるとこうなるのか、ってくらい面白くて感動するので。ああ、いいなあ。尾身さん。」」

 

「御手洗家〜」に比べると、クドカン作品なので1話1話がとても濃厚です。1話みるだけで、ぐったり疲れるくらいぎゅぎゅっと話がつまっているから。それを9話、3日かけてみましたが、それでも濃厚で濃厚で、み終わった頃には、ちょっと脳が選挙脳になってて不思議な気分でした。私は、普通に、家業が政治家だなんて状態は異常なので即効に禁止してほしいと思ってる人間なんですが、こうやって3代も続くと、お家の方は、1日中一年中、そして一生かけて選挙のことしか考えなくなるの、それはそれで自然な流れなんだろうなと思いました。いや、しかし、それでは国民が困るので禁止してほしいけど。

 

松阪くんも仲さんも、ものすごーーく達者な役者さんなので、どこをどうとってみても危なげなところなく、ずううううううっと安心して見てられる、いい主演で大満足。

 

ということで、この夏は、「御手洗家、炎上する」「離婚しようよ」のネトフリジャパンのオリジナルドラマを堪能できて、すごく満足。やっぱり、日本のドラマが面白いと嬉しいので、今後もっともっと盛り上がって、面白いのがどんどんアップされるといいな〜〜〜。