久々のイッキ見。

いやーー、もー、主演のキム・ウビンさんが、とにかく、終始二枚目オンリー。いまどき珍しい。

最後の最後のワンカットで、にっこりするのみで、あとはとにかく、ど深刻&どシリアス。もー、それが、文句なしにかっこいい。大病される前より、今のウビンさんの方がむしろかっこいいのではと思えるくらい、かっこいい。どこからみても、どのカットもどのシーンも、とにかくシリウスで二枚目でかっこいい。ほんと完治してよかった、よかった。

 

時代は、2071年。詳しいことはさっぱりわからんが、とにかく、地球は深刻な大気汚染のため、あらゆる生物は死んだと。今や人間も1%しか生き残ってないらしい。それがなぜ朝鮮半島なんだという説明などなく、とにかく、砂漠みたいにみえる元韓国領土に、酸素マスクをつけながらドロドロになって暮らす人間たち。

てことなんで、そりゃシリアスにもなるんだけど、実は、地上で暮らしてる人間は、カースト最下位の「難民」といわれてる人たち。大統領ほかお偉い方々は、地下の仮想地上都市空間でゆうゆうと暮らしている。地上の人たちは、定期的に、酸素と必需品を「配達人」に届けてもらって、それでなんとか生きている。

そう! とにかく、酸素が足りてない世界なのだーーー! 

 

いろいろ、つっこみどころがありすぎて、例えば、エネルギー源とか食料はじめあらゆる物資の製造が全部謎で、でもトラックや戦車が走りまわってるし、おかしなところはいろいろあるので、それは一切考えないで見るのが正解。

でも、「こんな状況なのに、子供を出産しようとする人がいてびっくり」なんてセリフがあったし、地上の難民たちも邪魔扱いされて殺されていくし、今生きてる人間で最後。未来がない時代なんすよ・・・それ考えると暗澹たる気持ちですが、最終的にはあれっ?てくらい一瞬で希望を差し出してくれます。なんだっけな、映画「スノーピアサー」思い出した。最後の締め方がそっくり。終末映画なんて最後はやっぱりそんなふうに「大丈夫!」で終わるしかないし、正直いってそこまで驚くドラマじゃないんだけど、セットやCGがすごくよく作られてて、アクションもあるし、善悪しっかりしてて一本筋が通ってるので最後までダレることなく見れます。おもしろい。(恋愛要素はゼロです)

 

 

キム・ウビンさんて、190センチ近くあるはずなんですよ。悪役のソン・スンホンさんもそんなに?てくらい身長高かったんですね。なんかもう正統派すぎる顔立ちのよさ・濃さに、笑ってしまった。ちょっと前の村上弘明か。こちらもまさに二枚目。

そして、私の大大大好きなイ・ソムさん。「キル・ボクスン」での悪役についで、大役をこなされていて(私は)大満足。私は、昔から「韓国の榮倉奈々」とのイメージが強くて、それはすらっと身長が高いことと、声がきりっと細くてちょいマイルドというところからくるんだけど、やっぱり似てるなあ。

今回は、少佐軍人役。いつも軍服きてましたけど、いやぁ、似合ってましたねえ。よきよき。てことで、この3人がでかいために、カン・ユソクさんがちびっこに見えてましたが、全然そんなことないのに。でもね、唯一の若者役だったし、キムユビンに憧れる役だったので、ちょうどよかったかも。

 

「クイーンメーカー」では、政治家役で大活躍したチン・ギョンさん。今回は大統領です。

こちらもまたまた、わたくしお気に入り女優さんで、んもー嬉しい嬉しい。

さほど出番はなかったんですけど、そんなことより、大統領だというのに、秘書だとか大臣だとか警備とか一切誰もおらず、なんかポツンと中年婦人がいらっしゃるけど? みたいに見えてて、ちょっと寂しかった。

そうだ、このドラマ、話が壮大なわりには、あまり登場人物いないんだわ。そうそう。そこまでお金がまわせなかったのかな。でも、出てるひとは、全員有名なひとだしうまいからまあ文句ないんだけど。

「私たちのブルース」「イルタスキャンダル」のノ・ユンソちゃんも、出てます! 4月に新人賞もらってましたね! 初めて女子高生以外の役をみたけど、やっぱり、彼女も硬質な声がポイントだなと思った。うまい。