SEASON2ではなく、後半パートを数カ月後に公開!!っていうドラマが増えてきました。

16話を一気に撮影してしてるのに、わざわざ半分に分けて公開するのは、「長いから」かな。期待感ハンパなかった。 

 

てなわけで、早速みました。グローリの後半!

いや〜〜〜〜〜。堪能しました〜〜! 

 

壮絶ないじめ。そこから18年もかけて、復讐だけの為に計画を練って生きてきたドンウン。それが、丹念に描かれてたなーと思った前半、きっと後半では、復讐の実行がだだだーーーっと進むのだと思いきや。

なんとテンポは前半と同じなんですよ。暗い暗い。地味に細々と進みます。かなり細かい。この細かさ、「秘密の森」そっくり。と思ったら同じ脚本家でしたね。

 

復讐は計画どおり、見事に完結した!! 

が!  スカッとした〜〜〜!  てな感じじゃないんです。

 

個人的に意外だったのは、ドンウンは(ほぼ)法に触れることなく、ヨンジンとその仲間を破滅するまで追い詰めたこと。誰かを殺すにしても、自分で手をくださず、仲間に恨みをもたせて殺させるようにもっていく・・・みたいな。警察も総動員させて、ちゃんと逮捕させる。警察なんて当てにならないって高校でいじめにあったときよくわかったはずなのに、それでもちゃんと捜査させて証拠を掴ませて逮捕→裁判→実刑という、法に裁かせる。ドンウンや、それでいいのか? って気もしたなぁ。

 

これね、復讐が終わってからがわりと長くて。

最終話なんて、終わってからのほうが長くて、そこが結構みどころかも。

どう考えても、復讐が終わったら、ドンウンとヨンジョンは別れてしまいそうだなとは思ってた、自殺しちゃうかどうかは微妙かなと。予想通り、そういう展開になって、やっぱり暗いドラマのまま終わるんだと思ったら! 意外すぎるほど意外なひとが自殺を止めにきて! 第二の生きる目標みたいなものが意外なところから出てきて!!  静かではあるけれどちゃんとハッピーエンドになってよかったです! ほんとーーーに。

 

しかし、それにしても、敵方のグループがもう、うるさいうるさい。

特に、女性の敵メンバーは、老いも若きもとにかくわめきっぱなしで、聞いてるこっちが気を失いそうになるほどうるさい。母親女優たちも大声でわめきっぱなしなんですが、血圧とか本気で心配したわ・・・気をつけないと。。。

 

 

 

いじめ首謀者、圧倒的な悪役を見事に演じたいイム・ジヨン。

やっぱり、私は好きですねえ。もう顔がいい。口の片側だけをにやっと上げる表情なんてとってもお上手。「ペーパー・ハウスKOREA統一通貨を狙え」もかっこよかったし、一気に売れた感じ! 2人殺したわけだけど(しかも一件は真犯人別にいる)計画性ゼロでその場で偶然そうなってしまっただけなところとか、旦那さんのことは結局好きだったところとか、他のメンバーに比べてすごく人間味がある役だったと思うけど、それをうまいこと演じてたなあと思った。

 

いじめグループの中では最下位で、しかもドンウンがいなければこの人が虐められてた側だったという役。今でも最下位ってことを皆から事あるごとに釘刺されてるのに、いや〜この人のメンタルの強さはどうよ。結局、トップに君臨するヨンジンに負けない結婚を目指したり、彼氏をとったり、豊胸はするし整形(たぶん)はするし、つまんないといえばつまんないことだけどなんの迷いもなくつっぱしる人生、ある意味羨ましい。このひとのわめきっぷりもかなりのもの。体がでかいので迫力があるんですよねえ。最後の最後は、一番気の毒だったかも。思いもしない状態だわ。でも、この人だったら、鋼のメンタルであそこから復活して這い上がりそうな感じもする。

そして、ヤク中の絵描きのサラ役。

いや〜〜〜うるさい。ヤク中なだけに、わめきだすと、もう手に負えない。渾身のわめきでしたね。全身のわめき。すごかった。変に頭がまわって悪知恵だけはよく思いつくんだけど、ヤク中だからなのか、それをすぐに実行しちゃうんだよね、あとさき考えずに。でも、こういうな〜んも考えない人がいるために、ドラマがいっきに進むので、すごく大事な役だったかも。

話が進むごとに、重要な役どころになるというジェジュン役。

「色盲である」ということをかなり早くから描き、そして、最後の最後は、緑内障を利用されて殺されてしまった感じ。女子には色盲は遺伝しないと思ってましたが、たまにあるんですねえ。ほんとにあのイエソルちゃんがかわいそうでかわいそうで。イエソルちゃん役は、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のヒロイン子役でしたよね、あのかわいさ!あの愛らしさは健在。すごい女優になってくれそう。ヨンジンとはまた違う冷たさがあって(娘以外のことは)冷静に考えられるんですよねえ、頭もいいし、実行力もあるし、この人がまっとうないい人だったらものすごい実業家になってそうな感じがするだけに、みごとにクズでしたね〜〜〜。

 

 

と、いうわけで、もっとも名前が売れてる主役2人が、わりと地味で淡々とした演技を強いられてたドラマだけに、いじめグループの各メンバーや、わりとたくさんいた「おばさん女優陣」が大活躍したドラマでした。ドンウン実母のわめきっぷりがいちばんかも。

あ! それから!

「18年もコツコツ復讐の計画を練って」生きていくのは、実際には、今は無理な気がしました。日本も韓国も、いや、どの国でも、今は明日がどうなるかわからない時代。世の中のしくみや状態が18年も今と同じように続くとはとても思えない。自分が病気になってしまう可能性だって高いし。。。相手が突然死しちゃったら復讐なんて意味ないし、、、、、映画やドラマが作りにくい時代になっちゃうけど、仕方ないよねえ。思ったことはすぐに実行したほうがいいと思いました(身もフタもない意見)。