井上かなえオフィシャルブログ 「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」Powered by Ameba
昨日の10月19日水曜日の晩ごはん
*鱈とポテトのカリカリジェノベーゼ
*厚揚げといんげんのケチャップ炒め
*豆腐とお揚げの味噌汁


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鱈とポテトは自家製のバジルペースト利用ですが、市販のジェノベーゼソースでも作れます。
激簡単なのにめちゃ好評^^
お魚を敬遠する肉星人オットにも食べやすいと誉められました^^
こちら、週末の時短レシピでご紹介しますね。

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厚揚げはこれ、一口サイズで便利。
生協の冷凍品です。
ひき肉と玉ねぎを炒めて冷凍のままの厚揚げ、それからいんげんを加えてよく炒め、みりん、醤油、ケチャップで味付けしました。
濃いめに仕上げて盛り付け時にレタスを敷けば、食感にシャキシャキ感も加わって満足度が増します。





今日から試験期間に入るためしばしお弁当はお休み。
母さんここ一週間ほど夜になると目がぴくぴくして、目の周りもまたもや真っ黒に。
オットにも協力してもらってなるべく早めに寝るように(って言っても12時半くらい?)してるんだけど、それでも疲れが取れない。
弁当休み期間にちょっとでも改善しますように、、、涙








なーちゃんがこの夏に行った(かれこれ3ヶ月も以上もです)自然学校の思い出です。
昨日の続きです(昨日の記事から読んでね)。



39度の熱があり、なーちゃんは今日の活動には全て参加せず、朝からずっと宿泊施設の医務室で寝ているとのこと。
とにかく喉を痛がっており、食べるものも飲むものもあまり摂れていないとのこと。
それなのにみんなと一緒に活動したい!しんどくないし!と文句を言っていること(さすが鉄の女)。
夕方、教頭先生の車で山を降り大きな病院へ連れていってくださるとのことだった。
お医者さんの診断の結果によっては、もしかしたら残念ながらお迎えに来ていただくことになるかもしれませんが、でも!なるべくなら帰らなくてもいいようになんとか頑張ってほしいものです!!!!




いいや今すぐ帰ってきていいんだよ(T_T)
たった今、母さん迎えに行ってもいいんだよ(T_T)


とりあえずはお医者さんに診てもらわないことには、その熱が感染症で他の児童たちにうつる種類のものなのかがわからず、うつる病気でなければなんとか帰らずにこちらで!!
という先生。

しかし電話を切った直後に母さんは自然学校が行われている施設の場所を地図で確認し、すぐさま電車で行く場合の乗り換え方法と車で行く場合の道路と移動時間、それに電車の時間を調べ、と同時にオットに電話して娘が今高熱を出して倒れていると(←大袈裟か)、これから夕方病院へ行って診断によってはもしかすると帰らなくてはならなくなるかも、その場合は親が迎えに行かなあかんねん、今わたし電車での行き方を調べてんねんと捲し立てた。


全く行ったことが無いその場所(自然学校と言うくらいですからけっこうな自然が溢れる場所で)。
さらに交通の便もよくなく、電車でいくと遠回りの上に乗り換えに次ぐ乗り換え、さらに最寄駅からタクシーでも何十分もかかるだろうと言う道のり。
オットはちょうどその日会議で神戸に行っており、帰りが22時を過ぎると言う(大事な娘の一大事なのにどうして今すぐ帰って来られないのよ!!!!!←とは言わなかった)。
迎えには、明日の朝行くから先生にもそのように言っておくようにと言われて、とりあえず、今自分はどうしたらいいのか、何をすればいいのか、イライラと落ち着きなく午後を過ごしたと思う。

夕方病院へ行くと仰った先生の言葉通り、その日のうちに再び先生から電話があった。
時刻はけっこう遅い時間だったと記憶しているが、もしかするとまだかしら電話!とイライラ待っていたわたしがそう思っただけで、本当はそんな遅い時間でもなかったのかもしれない。

先生曰く、診察の結果なーちゃんは咽頭炎にかかっており、流行りのうつる病気ではないということ。
熱がなかなか下がらないので(夕方には40度近くまで上がっていた)現在点滴を受けているとのことだった。
今夜はみんなの部屋ではなく、保健の先生と一緒に医務室で寝かせてこのまま様子をみさせていただき、明日また連絡します、と先生。




家でもなかなか出したことのないような未知の世界の高熱。
ちゃんと眠れているだろうか。
関節が痛いと先生を困らせているんじゃないだろうか。
みんなと一緒の給食が食べられず、どうしているんだろうか。

なーちゃんが熱を出して寝ていることを兄さんに言うと、兄さんも一瞬言葉を失い、
「かわいそうに」
と言った。
5年前自分が参加した自然学校も、小学校6年間の中で一番楽しい思い出だったと。
6年生で行った修学旅行よりも楽しかったと。
自分たちで作った鍋があまりに美味しくて、あのとき生まれて初めて椎茸を食べられたんだと。




翌朝。
再び先生から電話。
まだ熱は下がらないとのこと。
しかし気丈なのでみんなと活動出来ず医務室に隔離されたことに怒っているらしく、今朝は腋にきっちり挟んで検温すべき体温計をわざとふんわりとしか挟まず、体温をねつ造。

(これを聞いてさすがなーちゃん!と大笑いしてしまった)


その後も毎日朝やお昼、夕方と先生からの電話があり、熱が少し下がったがまだ喉が痛むため食事がとれていないことの他はすこぶる元気で、医務室で本を読んだりしながら過ごしているとの報告を貰った。

食事は教頭先生に病院の帰りにコンビニに寄っていただき、好きなものを選んでいいよ!と言われてゼリーや口当たりの良い冷たいうどんを買ってもらったらしい。



4日目だっただろうか。
たぶん最初の日に書いて投函したらしい、なーちゃんからのハガキが届いたのは。
母さん宛てに改まって「手紙」を書くことが照れくさかったらしいなーちゃんの、ハガキ。
陶芸をして楽しかったと書いてあり、下の部分には「すぅさんへ」「てんきちへ」「パパへ」「メイへ」と他の4人にも一言ずつメッセージが書かれてあった。

(「メイへ     ワンワンワン」←えー5年生・・・ヾ(゚Д゚ ))




結局なーちゃんは4日目の朝やっと微熱になり、屋内での活動に参加させてもらえ、さらに最後のキャンプファイヤーにも参加することが出来たようだ(おでこに冷えピタを貼ったキャンプファイヤーの写真が今手もとにある)。
最終日のハイキングは炎天下ということもあって参加は出来なかったようだが、しかし5日間を自然学校で過ごせたのだった。
迎えに行かずに。


5日間をほぼ医務室で。



最終日の午後、バスが到着する時刻に合わせて学校まで迎えに行った。
そこには一回り顔がまた小さくなった娘が(これ以上ないくらいに激痩せ)、そして5日間ひとつも髪の毛をくくらずに過ごしたため(お風呂に入ったのは最初の日だけであとは許可が出なかったらしい)まるで振りみだした髪の毛がやまんばのような、娘がいた。

大きなスポーツバッグはファスナーが全開で荷物丸見え(だって入らないんだもん!ぜんっぜん閉まんないし!)、他のみんなと比べれば若干顔色が白かったが友達と元気に笑い合い、すこぶる笑顔の娘。


5日間を一緒に過ごした若者たち(ボランティアの方々=リーダーさん)とお別れ式をし、思い出の歌を歌った。
リーダーたちとの別れに感極まって泣きだす子、多数。
なーちゃんの友達も何人も号泣していて、思わず見ている母さんまでもが涙目に。

そんな中で照れ屋のなーちゃんはその光景を見て見ぬふりをしてケロッと
「あ、母さん迎えに来てくれたん?
荷物重いねん、持って!
さ、帰ろか」
とさっさと歩きだした。

病み上がりだから!と仕方なく荷物を担いで家に帰ったあとは、しんどくないの?何故髪の毛をくくっていないの?お風呂はいったいいつから入っていないの?ああ、医務室でシャワーはしてたんだ、でも髪の毛は洗っちゃダメだったのね、ごはんは何か食べていたの?荷物を片付けなさいよ、さっさと洗濯物を出しなさいよ、それから体温を測りなさい、お風呂に先に入って・・・なんて言ってると、カバンの中からなーちゃんが歓声を挙げて取りだしたものがあった。

大事そうに両てのひらに乗せ、目の前に掲げ持つ。
それは木を削って作ったキーホルダーだった。
4日目だったか微熱の中、屋内作業と言う事で参加させてもらえたキーホルダー作り。
あまごつかみもハイキングも星の観察も出来なかったが、キーホルダー作りは参加できていたのだ。

「見てー・・・これ・・・
綺麗でしょう。

自分で木を削って磨いたんだよ。
めっちゃ丁寧に時間をかけて作ったんだー」



「自然学校の保健室の先生ね、めっちゃ優しいいい人やってん。
ずーっと一緒にいてくれてん。
なーちゃん、友達になってん。

さっき学校に母さんがお迎え来た時にも、その人来てたでしょう?
ちゃんと挨拶した?

また会えるかなぁー・・・
手紙を渡したいねんけど・・・」


なーちゃんの思い出話は尽きない。
そのうちキーホルダーを手のひらで転がして遊びだしてしまったなーちゃんを置いて、母さんはそのまま晩ごはんを作りに部屋を出た。
一緒の部屋にはすぅがいたのだが、数分後。




すぅが静かに足音を忍ばせ、神妙な顔をしてやってきて小声で言うではないか。

「あの・・・なんかなーちゃん泣いてるみたいやけど・・・」


母「なに!?もう喧嘩!?」

すぅ「ううん、あたし何もしてへん・・・」

母「アンタなんか意地悪なこと言うたんか!?」

すぅ「言ってない・・・・と思う・・・・(自信なし)」





慌てて子ども部屋へ急行。
泣いているってまさかなーちゃんが!?
しかし子ども部屋はもぬけの殻だった。
どこにもいない。
外へ出て行った形跡もないし、トイレ!?和室!?と探すが居ない。

・・・・・とそのときベランダから取りこんで畳んであった布団の影に娘を見つけた。



なーちゃんは布団にかくれて号泣していた。
しゃっくりあげて泣いていた。



な、何で泣いてるの!?
どうかしたの!?
どこかしんどいの!?
すぅがなんか意地悪言ったの!?

母さんの質問に応えず、ただ声をあげて泣き続けるなーちゃん。





困り果ててその場に立ち尽くす母さん。
しかしよく見れば、なーちゃんの手にはさっきのキーホルダーが握り締められていた。




しゃっくり上げて幼子のように泣き続けた。
その涙はなかなか止まらなかった。




皆の前では泣けなかったなーちゃん。
キーホルダーを見ているうちに泣けてきたのだろうか。
たったの5日間だけれども、母の代わりに親身になって優しくしてくれた保健室の先生を思い出したのかもしれない。



さっぱりするから、とりあえずお風呂入って来たら。
髪の毛も洗って、ゆっくりお湯に浸かっておいで。







いつもより少しだけ長めのお風呂タイムのその後は、なーちゃんの顔のもうどこにも涙の形跡はなかった。



自然学校から帰ってきて次の登校日、なーちゃんは担任の先生に一通の手紙を託したそうだ。
自然学校の保健室の先生に宛てた手紙を。


みんなと同じ自然学校の思い出は出来なかった娘だが、みんなとは別の思い出が出来た自然学校の5日間だった。

きっと一生忘れられない自然学校の思い出だろうと思う。





なーちゃんから貰ったこの自然学校のハガキは、母さんが普段肌身離さず持ち歩いている手帳に挟まれている。





(私信:ところで校長先生!
そんなわけで、全く心配してなかったわけではないんですよ^^)





動画でクッキング~

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++続きはメイさん劇場++







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