何をそんなに急いでいるのだろう。
どうしてわたしはいつもまるで何かに追われるようにして焦り、まるで時間通りにしなければ看守から懲罰を言い渡されるのを恐れる囚人のように、看守、つまり時計に支配されるタイプだ。
晩御飯は毎日6時には食べ始めなければならない。
ご飯が終われば、すぐさま片づけて風呂に入る準備をしなければならない。
風呂のお湯をためながら、子どもたちの布団を敷き、一時たりとも動いていないときはなく、そしてその口からは「歯を磨いた?宿題は?風呂に入る準備は?部屋は片づけてある?風呂に入る前にトイレ!それからメイのトイレシーツ取り替えて!」と機関銃のように発する。
風呂に入れば自分も洗いながら下の子の洗うのも手伝い、1本しかないシャワーをいかに有効に3人で回し使うかを常に考え(3人同時に洗い始めるのではなく、母となーちゃんが先に洗い始め、少しずらして下のすぅが洗いをスタートさせるのが、今のところ一番効率が良いとの結果が出た)そうこうしながらも頭の中では
(風呂からあがってまず3人分の髪の毛を乾かして・・・)
(すぅの仕上げ歯磨きを見てやって・・・)
(あ、明日の朝のご飯をセットしておかねば・・・)
(待てよ、夕方来ていたメールに返信せねば・・・)
と、風呂から上がった後の自分のスケジュールを綿密に立てる。
そんな風なので、子どもたちから見たわたしはさぞかしいつもカリカリした怒りっぽい母さんであるに違いないのだ。
その日。
末っ子すぅの様子がおかしいと気付いたのは主婦にとっては一番慌ただしい夕暮れどきだった。
目がとろんとし、頬を紅潮させて、、、、、、、そして何をするでもなく、ただそこで座っていた。
何もせずに。
Σ(゚Д゚;)
何もせず?!
何もせずに、あの、すぅが?!
すぅは常に何かをしているタイプだ。
じっとしているときは、机に向かって手紙を書いているか、もしくは本を読んでいるかのどちらか。
何もせずにじっとしていることなど、断じてあってはならない、すぅに限って。
ピンと来た母さんはすぐさますぅの検温をすると、なんとまあ上がること上がること。
デジタルの数字は全く止まる気配はなし、かる~く39度越えだったのだΣ(゚Д゚;)
そこからの母さん、いつものスケジュールに加えて大小さまざまな予定が入ってくる。
すぅを別部屋に隔離し、布団を敷く。
みんなとは別メニューを作ってやるため、再度買い物へ行く。
病院へ連絡、予約時間になれば受診。
すぅの別メニューを作ってやり、その食事や飲み物を部屋まで運び、薬を飲ませ、話に付き合い、部屋から出れば手を洗って消毒液・・・・
そして・・・・
無事、すぅを病院まで連れて行ったその帰り道(すぅはただの風邪だった)。
もうすっかり夜だった。
家では試験勉強中でちっとも余裕がない兄さんと、リビングで今や遅しと母と妹の帰りを待っているなーちゃんが退屈しているだろう。
自転車の後部座席にすぅを乗せると、厚着をさせてきたはずだったすぅがすっかり日が暮れてひんやりした夜風に
「さむい・・・・」
と震えている。
すぐさま、自分が来ていた上着を脱ぎ、すぅにかぶせた。
寒がりのわたしにはそれは無謀ともいえる薄着過ぎる格好だったが(むしろわたしこそが風邪をひきそうだった)、すぅが
「ああー・・・あったかい・・・」
と母のぬくもりが残る大きな上着にくるまる姿を見て、全く寒さは感じなかった・・・いやちょっと・・・やっぱり寒かったが、全然我慢できるのが「母」と言うもの。
「さあ、おうちに帰ろうか!もう寒くないね?」
力強く自転車をこぎ始めると、後部座席のすぅが、熱で朦朧としていたはずのすぅがつぶやいた。
「ねえ母さん・・・・
親子っていいね。
お母さんと子どもって、いいね。」
いつも忙しい忙しい母さんだけど、そんな風に感謝され、思わずほろっとしてしまった、病院の帰り道だった。
帰宅後はやっぱり通常の5倍は忙しくて、10分もしないうちにいつものカリカリ機関銃母さんに戻ったのだが、時折そうして予期せぬ場面で見せてくれる子どもたち3人の優しさに、疲れも吹っ飛ぶのだ。
ようし頑張ろうと思えるのだ。
家族のために。
そしてわたしの幸せのために。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
わたしには、更新を心待ちにしているブログがある。
今回この記事を書かせていただいたのも、このブログのかかわりによるもの。
初めての出会いはどこだったか、、、たぶんアメブロのランキングだったと思うが、一目見てそのセンスにあっという間に恋に落ちたわたし(*´∀`*)
その、一度見たら夢に出てきそうなほど印象深い面白すぎる絵、センスある文章、ちょうど同じ年代のわたしにとっては彼女の描く世界はまさに全てが共感!そう!そうなのよ!どうしてこうも気が合うのかしら、、、、とひとり画面を見ながら気分はすっかりお友達。
わたしが一方的に熱を上げている人物、それは「あたし・主婦の頭の中」のカータンさんだ(ちなみにインタビューなどを受ける際、「好きなブログやよく見に行くブログはありますか」と聞かれたら、勝手に名前を挙げさせていただいております)。
そんな愛するカータンさんが、本家ブログ以外で執筆してらっしゃるのが東芝さんの「いろいろあるのよエコだって」というサイト。
こちらでは昔懐かしい昭和な家電にまつわる面白記事が、いつものカータン節全開で読めてしまうのだ。
わたしが子どもの頃にも、こんな家電がうちにもあったわー!そうそう、エアコンをつけるときって、特別な日だったよな・・・なーんてとっても懐かしく思いながら読んでいる。
今回のテーマは「ママゴコロ」。
ママ+マゴコロの掛け合わせた言葉で、「家事を楽しくしたい」、「家族を幸せにしたい」という思いを実現するためにできた、東芝家電の新しいコンセプトだそうです。
(本日の記事は次のページにあります)
どうしてわたしはいつもまるで何かに追われるようにして焦り、まるで時間通りにしなければ看守から懲罰を言い渡されるのを恐れる囚人のように、看守、つまり時計に支配されるタイプだ。
晩御飯は毎日6時には食べ始めなければならない。
ご飯が終われば、すぐさま片づけて風呂に入る準備をしなければならない。
風呂のお湯をためながら、子どもたちの布団を敷き、一時たりとも動いていないときはなく、そしてその口からは「歯を磨いた?宿題は?風呂に入る準備は?部屋は片づけてある?風呂に入る前にトイレ!それからメイのトイレシーツ取り替えて!」と機関銃のように発する。
風呂に入れば自分も洗いながら下の子の洗うのも手伝い、1本しかないシャワーをいかに有効に3人で回し使うかを常に考え(3人同時に洗い始めるのではなく、母となーちゃんが先に洗い始め、少しずらして下のすぅが洗いをスタートさせるのが、今のところ一番効率が良いとの結果が出た)そうこうしながらも頭の中では
(風呂からあがってまず3人分の髪の毛を乾かして・・・)
(すぅの仕上げ歯磨きを見てやって・・・)
(あ、明日の朝のご飯をセットしておかねば・・・)
(待てよ、夕方来ていたメールに返信せねば・・・)
と、風呂から上がった後の自分のスケジュールを綿密に立てる。
そんな風なので、子どもたちから見たわたしはさぞかしいつもカリカリした怒りっぽい母さんであるに違いないのだ。
その日。
末っ子すぅの様子がおかしいと気付いたのは主婦にとっては一番慌ただしい夕暮れどきだった。
目がとろんとし、頬を紅潮させて、、、、、、、そして何をするでもなく、ただそこで座っていた。
何もせずに。
Σ(゚Д゚;)
何もせず?!
何もせずに、あの、すぅが?!
すぅは常に何かをしているタイプだ。
じっとしているときは、机に向かって手紙を書いているか、もしくは本を読んでいるかのどちらか。
何もせずにじっとしていることなど、断じてあってはならない、すぅに限って。
ピンと来た母さんはすぐさますぅの検温をすると、なんとまあ上がること上がること。
デジタルの数字は全く止まる気配はなし、かる~く39度越えだったのだΣ(゚Д゚;)
そこからの母さん、いつものスケジュールに加えて大小さまざまな予定が入ってくる。
すぅを別部屋に隔離し、布団を敷く。
みんなとは別メニューを作ってやるため、再度買い物へ行く。
病院へ連絡、予約時間になれば受診。
すぅの別メニューを作ってやり、その食事や飲み物を部屋まで運び、薬を飲ませ、話に付き合い、部屋から出れば手を洗って消毒液・・・・
そして・・・・
無事、すぅを病院まで連れて行ったその帰り道(すぅはただの風邪だった)。
もうすっかり夜だった。
家では試験勉強中でちっとも余裕がない兄さんと、リビングで今や遅しと母と妹の帰りを待っているなーちゃんが退屈しているだろう。
自転車の後部座席にすぅを乗せると、厚着をさせてきたはずだったすぅがすっかり日が暮れてひんやりした夜風に
「さむい・・・・」
と震えている。
すぐさま、自分が来ていた上着を脱ぎ、すぅにかぶせた。
寒がりのわたしにはそれは無謀ともいえる薄着過ぎる格好だったが(むしろわたしこそが風邪をひきそうだった)、すぅが
「ああー・・・あったかい・・・」
と母のぬくもりが残る大きな上着にくるまる姿を見て、全く寒さは感じなかった・・・いやちょっと・・・やっぱり寒かったが、全然我慢できるのが「母」と言うもの。
「さあ、おうちに帰ろうか!もう寒くないね?」
力強く自転車をこぎ始めると、後部座席のすぅが、熱で朦朧としていたはずのすぅがつぶやいた。
「ねえ母さん・・・・
親子っていいね。
お母さんと子どもって、いいね。」
いつも忙しい忙しい母さんだけど、そんな風に感謝され、思わずほろっとしてしまった、病院の帰り道だった。
帰宅後はやっぱり通常の5倍は忙しくて、10分もしないうちにいつものカリカリ機関銃母さんに戻ったのだが、時折そうして予期せぬ場面で見せてくれる子どもたち3人の優しさに、疲れも吹っ飛ぶのだ。
ようし頑張ろうと思えるのだ。
家族のために。
そしてわたしの幸せのために。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
わたしには、更新を心待ちにしているブログがある。
今回この記事を書かせていただいたのも、このブログのかかわりによるもの。
初めての出会いはどこだったか、、、たぶんアメブロのランキングだったと思うが、一目見てそのセンスにあっという間に恋に落ちたわたし(*´∀`*)
その、一度見たら夢に出てきそうなほど印象深い面白すぎる絵、センスある文章、ちょうど同じ年代のわたしにとっては彼女の描く世界はまさに全てが共感!そう!そうなのよ!どうしてこうも気が合うのかしら、、、、とひとり画面を見ながら気分はすっかりお友達。
わたしが一方的に熱を上げている人物、それは「あたし・主婦の頭の中」のカータンさんだ(ちなみにインタビューなどを受ける際、「好きなブログやよく見に行くブログはありますか」と聞かれたら、勝手に名前を挙げさせていただいております)。
そんな愛するカータンさんが、本家ブログ以外で執筆してらっしゃるのが東芝さんの「いろいろあるのよエコだって」というサイト。
こちらでは昔懐かしい昭和な家電にまつわる面白記事が、いつものカータン節全開で読めてしまうのだ。
わたしが子どもの頃にも、こんな家電がうちにもあったわー!そうそう、エアコンをつけるときって、特別な日だったよな・・・なーんてとっても懐かしく思いながら読んでいる。
今回のテーマは「ママゴコロ」。
ママ+マゴコロの掛け合わせた言葉で、「家事を楽しくしたい」、「家族を幸せにしたい」という思いを実現するためにできた、東芝家電の新しいコンセプトだそうです。
(本日の記事は次のページにあります)