高2の夏、拓郎か秋田に、やって来た。多分秋田での公演は2回目だったと思う。前回の大曲での公演は友のカセットでしか聞けなかったので、この公演は何としても行きたかった。

ようやくチケットを買い(そんなに苦労せず)友からデッカイカセットデッキを借り秋田まで出かけた。(当時は会場に録音機器を持ち込めた)

会場は今はなき県民会館、その時のメンバーは新六文銭。拓郎、小室等、柳田ヒロ、後藤次利、チト河内、折しも拓郎が「お伽草子」をリリースしたばかりのときだった。

ホールの二階席、前から3番目の席、足元にカセットデッキをセットし幕が上がった。最初の曲は「からっ風のブルース」LPでも最初の曲た。実はこのアルバムがジジイは一番すきなのである。

あっという間にコンサートは終了、余韻を引きずり帰りの電車、興奮をそのまま家に帰った。カセットの悲しさで伸びて聞けなくなったけど、ある時まで宝物のカセットだった。

ということでオープニングの曲「からっ風のブルース」。