いつものようにコッキーポップを聞いていたある夜、野太い声が流れて来た。

それが河島英五との出合いだ。

曲は「何かいいことないかな」、迫力ある歌声とその頃のジジイの心情ど真ん中の歌詞に、心が震えた。今思うといいこともいっぱいあったし、女の子ともそれなりだったんだけど、若さはもっともっと刺激を求めていた。この歌詞のようにいつも「何か…」とつぶやいていた。

そしてアルバムをゲット。そのアルバムで「てんびんばかり」「酒と泪と男と女」という名曲を知る。

高2の夏、友が自ら死を選んだ、葬儀の前の夜したたか酔って「酒と泪と男と女」を歌っていた。今でも明確に覚えている。

ということで出会いの曲「何かいいことないかな」。

ホモサピエンス(河島英五)「何かいいことないかな」(1972年) - YouTube