舛添氏、辞職なら「死んでも死にきれない」
- 2016/6/10 23:50
2016年6月11日(土)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H7K_Q6A610C1CC1000/?n_cid=NMAIL003
東京都の舛添要一知事は10日の定例記者会見で、政治資金流用疑惑など一連の問題を受け自らの給与を減額する理由について「(都議会に)身を切れと言われた」と述べ、都議会の意向を尊重したと強調した。減額幅などを検討し、15日までの都議会会期中に関連する条例案を提出するとみられる。
自身の進退に関しては、「都民に対して仕事をしないと死んでも死にきれない」などと改めて辞職を否定した。13日と20日の総務委員会での集中審議については「(都議から)ラストチャンスという言葉をいただいたので、真摯に包み隠さず話したい」と語った。
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読後雑感
老子はこうおっしゃったそうです。
「功遂身退、天之道」 (功遂げて身退くは、天の道なり。)
仕事をやり遂げたらさっさと引退する。それが天の道である。
「地位や名誉にしがみつかずに、さっさと退きなさいよ」と。
引き際のタイミングを間違えるなよ、と…。
老子が挙げた“例え”として非常にわかりやすいのは、鋭く研いだ刃先。最初は切れ味が良く、気持ち良いくらいよく切れますが、徐々にキレが悪くなってきます。
それと同じように、人間も、富と地位はいつまでも続かない。
執着せず、やり遂げたなら潔く身を引くべき!
“引き際”を見極めよ、と老子は教えているのです。
http://www.roushiweb.com/category1/entry29.html
日本人が桜を好む理由の一つとして、散り際の潔さがあると思います。
多くの人々に 「去れ」 と言われながら、未練がましく地位にしがみついているのはみっともないと思います。多くの都民が知事継続を望んでいないのなら、さっさと後進に知事の座を譲るべきではないですか。