出雲阿国・其の5 | テンカス・気まぐれ1人旅

テンカス・気まぐれ1人旅

城をはじめ、名所、旧跡巡りが好きです。
最近は歴史にも興味があり、いろいろ調べ
気になった所をまとめ載せていきます。
よかったら覗いてみてください。

先駆けの功





このとき実は、お国の協力者として


名うてのかぶき者がいた。





いまでも歌舞伎で演じられる、


「鞘当」の色立役、両花道の拵えで


不破伴左衛門と伊達を競う


お馴染みの名古屋山三のモデルである。





この人物も伝説化された嫌いがあるが、


蒲生氏郷小姓をつとめた名古屋山三郎は、


奥羽で武名をあげた優れた戦士であった。





氏郷の死後に浪人となったが


お国と通じ合った当時は、


艶聞のたえない粋人だった。





風流の道のも詳しかったこの曲者が


新しい歌曲も作ってお国に教えたと


見られているし、髷や冠もの、瓔洛(ようらく


や佩刀(はいとう)などの優しい男装の粉飾にも、


あるいは彼の発想が生かされたかもしれない。





俳優と演出家・・・二人は意気の合った


コンビを組んで、今日の河原に童児や


女子をまじえた艶やかなかぶき踊りを


繰り広げて見せたのであろうか。




両者の関係はそれほど長くはつづかなかった。


山三郎作州津山森忠政に仕官する


ことになって都を後にしたからである。














テンカス・気まぐれ1人旅



阿国歌舞伎図屏風


舞台の中央で男装で踊って


いるのが阿国である。






































歴史の女性(阿国歌舞伎の創始者/神谷次郎氏執筆)


暁教育図書発刊より