- バフェットからの手紙 - 「経営者」「起業家」「就職希望者」のバイブル/パンローリング
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先日発表された日本の投資信託残高2014年末は93兆円となった。
この数値はリーマンショック前の2007年の実績80兆円を大きく上回った結果でした。
この2年で日経平均株価は80%上昇し、ドル/円為替は30%のドル高/円安となり、ほとんどの投資家は儲かっていると思います。
しかし、一方で天海の周りで投資信託への投資で損をしたという人がたくさんいます。
また、事実ですが投資信託を販売する営業の方からこんな相談も。
営業さん「どの投資信託をお勧めしていいのかわからない」
天海「いつもどうやって販売してますか?」
営業さん「毎日本部から送られてくる販売額ランキングの上位ファンドの中から、分配金利回りの高いものをお勧めしてます」
天海「それは、前から続いてましたし、天海も知ってますが、いまさらなぜ疑問を?」
営業さん「最近までMLP(マスターリミテッドパートナーシップといい、米国の石油パイプライン会社への投資)を販売してましたが、石油の値段が下落し、投資信託の基準価額も大きく下落してしまいました。」
天海「それで?」
営業さん「今はヘルスケア関連の株に投資するファンドが、最近たくさん分配金を出したので、分配金利回りが上がって販売額ランキングの上位になってます」
天海「では、今までとおりそのヘルスケア株のファンドを販売すればいいのでは?」
営業さん「最近株式の勉強をしたので、わかってきたのですが、さすがにPER50倍というのは割高かと???」
天海「営業さんいい点に気がつきました。。PER50倍というのは、今の利益が続いた場合に、投資元本の回収が50年かかるということです。市場平均がPER20倍程度なので、平均の2倍以上の株価だということもできます。」
天海(たたみかける)「そもそもなぜMLPを販売したのですか?」
営業さん「販売ランキング上位になったので、お客さまも安心してくれますので」
という実際の話です。
ここで2点天海は注意したいです。
販売額ランキング
は過去の販売額に基づいたものです。株式や、MLP、REITなどは投資タイミングが大事です。にもかかわらず、過去の実績に基づいたランキングでお客様にお勧めするとは。。。
投資信託はいわば目に見えない金融商品。買った直後手元にくる、電気製品ではありません。
電気製品は販売ランキングに基づいて買えば、ある程度の期間で商品の品質、機能が裏づけされたという証にもなります。
しかし、投資信託は違います。たとえば、極端な話ですが、2年前のランキングを見て投資信託を販売する人はいません(キッパリ)
あくまでも過去であり、2年だと古すぎるのです。では、1ヶ月前ならどうか?
答えは同じです。
2年前よりはデータが新しいので信頼性はあがりますが、あくまでも過去です。
もう一点、
分配金利回りって。
これは、投資信託が過去に儲かったリターンから投資家に払いだす金額(直近の分配金に12ヶ月をかけて、直近の基準価額で割ったものが分配金利回り)をベースに、投資金額に対する分配金の比率を算出したものです。
つまり、これも過去の実績がベースになって計算されたものです。
投資においては将来を見る視点は絶対に持ってください。
投資は将来に投資するもので、過去に投資するものではない。(キッパリ)
自分では将来を見るスキル(技術がない)のであれば、優秀な証券会社の営業さんに相談しましょう(ランキングなどに惑わされないような。)
そして可能な限り、勉強をしてください。
よく天海は聞かれますが、どこから勉強すればいいですが?
天海「過去の偉大な投資家の本をまず読んでください」
それで、もっと勉強したいと思えばしめたものです。
投資業界のスター、ウォーレンバフェット。
書籍は色々でています。
まずは、何も聞かず読んでみてください。
勉強しないなら投資はしないほうがよいです。