実はさっき、モーニング娘。15の12期メンバーである、尾形春水ちゃんに会いました!
と思うくらい、そっくりな人がわが社にやってきました・・・!
壮大な釣りですみませんm(__)m
でも、そっくりだったんですよ!
めっちゃきれいなお姉さんでした。年は多分20代前半?見とれてしまいました。

ではなく、こんな感じ!

いやー見とれてしまった・・・。
美人って得ですね!
ではまた^^
はたして私は、この事実を大統領に報告することができるのだろうか。権が最期に考えた思念がそれだった。
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的場はあらためて、旧友を観察した。かつてはもう少しふっくらした印象だったと思う。目の前にいる綿貫は眼窩がくぼみ、大きな眼球が神経質な印象を与える。皮膚がかさついているのか、たえず体のあちこちをかきむしっていたが、当人は無意識なのか無数ある赤い斑点の一部からは血が滲んでいた。
「何度もいわせないでくれ。頼む。時間がないんだ」
「そういっても、な。分かるだろう。お前が言っていることが荒唐無稽だとは思っていない。
現に、地下鉄サリン事件は日本で起こったんだ。あれ以来、化学兵器の存在には、警察だって公安部から捜査2課に至るまで、細心の注意を払っているさ。ただ、情報が情報だけに、慎重にならざるを得ないんだ」
「のんきに構えている暇などないと言っている!」
的場はやりきれない思いにおそわれた。かつて自身も、仕事に対し真摯すぎる態度で周囲から疎まれたことを思い出す。もっとも、俺はこいつと違って決して妄言などではなかったが。今や俺にはまともな事件に絡めることなどなく、こんな妙ちきりんな案件だけ御鉢が回ってくる。俺もこいつも同じ穴の狢、つまりはいける屍ってことだ。いや、綿貫はただの狂人か。俺は自分のなかに巣食う狂人を飼いならしていることだけの話だ。狂人のほうがどれだけ気楽なことか。世界が狂っている事実だけを理解しているだけで、自分自身も狂っていることを自覚していないのだから。
的場が他の思念にとらわれているのを察知したのか、綿貫は先刻と打って変わって泣きだした。
「俺は死にたくないんだ、頼む。助けてくれ」
「お前は感染していないんだろう?なら安心じゃないか。ここは警察なんだぞ」
「だから安心できないと言っている」
綿貫は急に声を潜めると、的場の耳に口元を寄せた。歯槽膿漏が鼻腔を刺激した。緊張で口内が異様に乾いているのだろう。調書をとることなく一刻も早く事を終わらせたかった的場は、身を引くこともなく我慢した。綿貫は、囁くような声で的場に言った。
「例えばな、ここにだってシンパはいるんだ」
よく聞く話だ。信教の自由が憲法上認められている以上、いかに公務員といえ国家がそれを禁ずることは許されるものではない。むろん、「監視」しているが。当然、監視されている方も馬鹿じゃない。結局のところ、共存共栄という名のぬるま湯に浸かっているのだ。危険因子など、あるはずもない。この瞬間まで的場は確信していた。
だが次の瞬間、その確信はもろくも崩れ去った。綿貫に目をやると、的場の肩越しを一点に見つめ、ぶるぶると震えていた。おいどうした、と声をかける暇もなく、綿貫の胸に銃弾が叩き込まれた。振りむいた。さっきまでいたはずの同僚が誰一人いなくなっている。身を伏せ、様子をうかがったが銃声はその一発のみで、あたりは静まり返っている。仲間は殺されたのではない。最初から仲間などいなかったのだ。俺は孤立無援。綿貫殺害の容疑者に仕立て上げられたのかもしれない。的場の背筋から、どっと汗が噴き出した。
(つづく)
※応援コメント、どうぞよろしくお願い申し上げます。
※以下より、登場人物メモです。ネタバレのおそれがあるため、
以下閲覧注意です。
・的場英二:
S県警刑事局捜査1課所属。32歳。やせ形、筋肉質。伸長189センチ、体重78キロ。切れ目で高身長で一見もてそうな容姿をもつも、近寄りがたい空気を醸し出しており、友人も少ない。独身。ストイックで、禁酒・禁煙をしている。毎日8キロのジョギングが習慣。恋人は何年もいなかったが、事件を通じて恋に落ちる?
・江藤光太郎:
警視庁公安部所属。55歳。中肉中背。172センチ、体重75キロ。薄毛。妻恵理子は行方不明となり、失踪宣告した。娘の恵だけが生きがいだが、親子仲は悪い。粘着質のように仕事を進めることからハエ取り紙、公安部の略称「ハム」とあわせて「ハム取り紙の江藤」の異名をもつ。妻失踪後、仕事の情熱を失っていたが、今回の「福音の会」事件で妻が信者であったことを知り、情熱を燃やす。しかし、事件に配偶者が関わっている可能性があることから担当からはずされる(忌避)。それでも、独自に捜査を進めていたところ、的場と出会う。
・江藤恵
光太郎の娘。25歳。伸長162センチ、体重51キロ。父とは微妙な関係だが、父を嫌いなわけではない。目鼻立ちがくっきりしたかわいらしいタイプ。夜遊び・外泊を繰り返していたが、的場と知り合ってからは、真面目になる。母が失踪したことで、愛情に飢えている。自分のせいで失踪したのかと思いこんでいる。
・毒島寛
警視庁公安部所属。197センチ、体重87キロ。巨大な体躯。江藤とコンビを組んでいたが、江藤が担当を外されたことで、別の人間(中本重徳)と組む。しかし、江藤に同情する彼は、江藤から度々頼まれごとも、快く引き受けている。温厚で気さくな性格。
・杉本冴
S県警刑事局捜査1課所属。30歳、バツイチ。172センチ、54キロ。的場の仕事上の相棒。つっけんどんな対応しかしないのは、古傷が癒えていないからである。的場のことを気になりつつも、必死に一線をひく。女性と子供には優しい。
・綿貫博一
的場の同級生。眼鏡をかけており、ポッチャリ型。168センチ72キロ。おっとりした性格と信念を貫く強い面を併せ持つ。福音の会にハニートラップを仕掛けられた末、研究者としてからめとられることに。ゴモラソドムの開発者。研究者としてのエゴが人間としての良識を上回り、ゴモラソドムを開発してしまうも、良心に苦しみゴモラソドム消滅を図ろうとして組織に殺される。
1.ブロッコリーとネズミ
・・・なって
・・・・きなって
「・・・起きなよ!」
「んあっ!?」
「ばーか、ハル姉、はやく起きないと遅刻しちゃうぜ」
「やばいぃぃ」
あわただしい日常だったが、いつもと違うのは、今日が転校初日だってこと。あたしは、エリート面した弟を脇にうっちゃると、ベッドから跳ね起きた。弟を追い出し、音速で着替える。階段を駆け下りると鬼が仁王立ちしていた。「ママごめん、説教なら後できく!」鬼の目にも涙、焼いてくれてあったトーストをひっつまむと、玄関からダッシュした。通学路は大丈夫、昨日の夕方に下見してあったのだ。今ならぎりぎり間に合う。そう思った瞬間だった。右折しなければならない角で出会い頭に巨大なブロッコリーとぶつかった。
「ほら、行ってきますのチューはっ?」
「誰がオカンにするかよっ、気持ち悪いっ!」
「あいかわずイケズねえ」
「ふつうだよ普通。じゃ、いってくるわ」
「はいよ。火打石いるかい?」
「だぁーら夫婦じゃねえっつーの」
こんなやり取りをやってやんのも、シングルマザーで育ててくれたオカンへの愛情ってやつだ。こんなはぐれ学生純情派な俺だって、感謝と仁義はかかさない。今日ガッコ―に行くかどうかは怪しいもんだが。何せ今日は天気がいい。川辺で釣りをするのもいいかもなー。ま、気分次第で決めるのが俺の流儀なんだな、昔から。腕時計をみると遅刻ぎりぎりの時間だったが、それも判断基準にはならない。のんびり歩きながら考えていたその時だった。交差点でネズミとぶつかった。
つづく
綿貫は肩をびくりとさせたと同時に振りかえった。一瞬にして安堵の表情を浮かべる。まるで神様を見つけたときのようじゃないか。的場は苦笑しつつ、綿貫の目の前に手を差し出した。
「よお、こんなところで会うとはな」
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権範基は、船上から、うねる海面をじっと見つめた。その先には独島が見えているはずだ。
今は深い闇に飲み込まれていたが、確認せずにはいられなかった。
日本は独島を「竹島」と呼び、その正当性を主張しつづけているが、実効支配しているのは我が国だ。やれ領海侵犯だの、片腹痛い。あの国の生ぬるいやり方では、絶対に奪還などすることができないだろう。パフォーマンスのため上陸しようという政治家すらいない。愛国心あったればこそ、このような危険を省みないことができるのだ。権は自らを鼓舞し、独島上陸の瞬間を待った。
権はまさにその「パフォーマンス」を行なうためここにいた。万一のことを考えSP同行も考えたが、やめた。恐れることなど、何一つないのだから。それに実際、船長をはじめとするクルーは韓国軍の精鋭だ。上陸するまでの危険性さえクルーが気を配っておけば、上陸してからの危険性などは実際殆どないのだから、それは万全のリスクヘッジといえた。
やがてごつごつとした岩礁が視界に入った。パフォーマンスの様子を撮影するためのカメラマンがレンズを島に向け、ゆっくりとパンさせて権の横顔へとうつした。権はカメラを意識し、大統領と国民に向かって、外務大臣としての役割を説明した。
「最近の日本の言動には呆れてものもいえない。独島は我が国の領土であるにもかかわらず、自国のものだと言い張る。今、私が独島に上陸し、歴史が証明していることを説明したい」
船は島に着いた。波止場と呼べるものはない。比較的足場の良い場所が選ばれていたが、それでもごつごつした岩場に足をとられまいと権はSPに照らされた地面をみやった。なんの変哲もない地面にしかみえなかった。
しかし次の瞬間、権は自分の足がもつれ驚いた。膝に力がはいらない。突然襲いかかる腹痛。頭がくらくらしたかと思うと、2時間前に食べた食事を全て吐き出した。薄れる意識のなかで、他のスタッフも権と同じように苦しんでいる。全員が苦悶にのたうちまわっているのだ。権は悟った。敵にやられた。我々が上陸することを想定し、毒をもられたのだ。独島が毒島になったのか。この一件が韓日の間で新たな火種となることは間違いがない。はたして私は、この事実を大統領に報告することができるのだろうか。権が最期に考えた思念がそれだった。
(つづく)
※応援コメント、どうぞよろしくお願い申し上げます。
※以下より、登場人物メモです。ネタバレのおそれがあるため、
以下閲覧注意です。
・的場英二:
S県警刑事局捜査1課所属。32歳。やせ形、筋肉質。伸長189センチ、体重78キロ。切れ目で高身長で一見もてそうな容姿をもつも、近寄りがたい空気を醸し出しており、友人も少ない。独身。ストイックで、禁酒・禁煙をしている。毎日8キロのジョギングが習慣。恋人は何年もいなかったが、事件を通じて恋に落ちる?
・江藤光太郎:
警視庁公安部所属。55歳。中肉中背。172センチ、体重75キロ。薄毛。妻恵理子は行方不明となり、失踪宣告した。娘の恵だけが生きがいだが、親子仲は悪い。粘着質のように仕事を進めることからハエ取り紙、公安部の略称「ハム」とあわせて「ハム取り紙の江藤」の異名をもつ。妻失踪後、仕事の情熱を失っていたが、今回の「福音の会」事件で妻が信者であったことを知り、情熱を燃やす。しかし、事件に配偶者が関わっている可能性があることから担当からはずされる(忌避)。それでも、独自に捜査を進めていたところ、的場と出会う。
・江藤恵
光太郎の娘。25歳。伸長162センチ、体重51キロ。父とは微妙な関係だが、父を嫌いなわけではない。目鼻立ちがくっきりしたかわいらしいタイプ。夜遊び・外泊を繰り返していたが、的場と知り合ってからは、真面目になる。母が失踪したことで、愛情に飢えている。自分のせいで失踪したのかと思いこんでいる。
・毒島寛
警視庁公安部所属。197センチ、体重87キロ。巨大な体躯。江藤とコンビを組んでいたが、江藤が担当を外されたことで、別の人間(中本重徳)と組む。しかし、江藤に同情する彼は、江藤から度々頼まれごとも、快く引き受けている。温厚で気さくな性格。
・杉本冴
S県警刑事局捜査1課所属。30歳、バツイチ。172センチ、54キロ。的場の仕事上の相棒。つっけんどんな対応しかしないのは、古傷が癒えていないからである。的場のことを気になりつつも、必死に一線をひく。女性と子供には優しい。
・綿貫博一
的場の同級生。眼鏡をかけており、ポッチャリ型。168センチ72キロ。おっとりした性格と信念を貫く強い面を併せ持つ。福音の会にハニートラップを仕掛けられた末、研究者としてからめとられることに。ゴモラソドムの開発者。研究者としてのエゴが人間としての良識を上回り、ゴモラソドムを開発してしまうも、良心に苦しみゴモラソドム消滅を図ろうとして組織に殺される。