おもいきって、さそってみた。「ねぇ、あそばない?」
ルミちゃんは、きょとんとしていたが、やがていつものえがおでうなずいた。「うんっ!なにするの?」
「ぼくね、ある人からいいものをもらったんだ。チョーシンキ」
「チョーシンキ?なにそれ」
「おいしゃさんがつかうやつ。ビョーキをしらべるんだ」
自信たっぷりにきこえるよう、ゆっくり話した。ホントは、のどがカラカラなのに。ルミちゃんには気づかれなかったが、しんぱいそうにぼくをみた。「いたく、ない?」
「だいじょうぶだよ。ぼくがついてるし」
ホントは自信ないけど、どうしてもしりたいんだ。ぼくはルミちゃんを安心させるように背中をさすると、前をめくるようにいった。
ルミちゃんはおとなしくなり、シャツをムネのあたりまでぬいだ。
ぼくと毎日プールにかよっていたから、水着のあとがくっきり夏をおもいださせた。
くらくらしそうになりながらも、ぼくはチョーシンキをしんぞうのばしょにあててみた。
チョーシンキからは、ルミちゃんの声が確かにきこえてきた。「ダイスケくんのお嫁さんになりたいから、はずかしいけどがんばるよ」
ほんとうだよ。ちゃんと、きこえたんだ。