パニック小説【感染者-Season3-】第7話 | 相武万太郎オフィシャルブログ「六転び七転び八転びROCK。」(音楽、小説、酒)

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ベッキーがテレビに出てるとチャンネルを変えてしまう男が、好きな音楽や小説を語ったり書いたりらじばんだりしています。音楽は洋楽ロックメインだったが最近はハロプロ大好きです。特にANGERME。

◆4月17日午前6時10分◆



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「君たちが【スピード】と呼んでいる代物は、中国で作られた凶暴な殺人兵器【ステルス】という細菌兵器なのだ」





永沢は、2人に「ステルス」について話した。





万貨方便店を通じて日本を狙っている中国政府。





中国政府の意図がつかめない中、日本政府内にも内通者がいると疑っていること。





佐知子は、この2日間で信じられない事実に幾度も遭遇したが、

永沢から聞かされた内容は平和な日本にはあまりにもかけ離れていて、

にわかに信じられなかった。





「裏切り者の一人は、私の上司ともいうべき人間のようだ。



しかし加賀だけではない。君たちが尾行してたどり着いた成田の全日空ホテルには、

外務相のSPも向かったようなのだ。警視庁を抱き込んで宿泊リストを洗っているが、恐らくは中国政府の関係者との会合だろう」





永沢は、広尾にある中国大使館の動きも慌ただしいようだと語った。





そんな中、謎が深まるのは奥村の存在感だった。





永沢は奥村についての情報を佐知子に求めたが、

実は彼のことを何も知らないことに気づかされた。





両親がいないこと以外、何も知らなかった。





孤児院にいた頃の話など、喜んで話す人間などいないと思って深く考えなかったが、

奥村はあえて話さなかった秘密があるのかもしれなかった。





佐知子ははじめて、奥村に恐怖を感じた。









(つづく)

この小説はフィクションであり、作品に登場する団体や個人は実在しません。