パニック小説【感染者-Season3-】第4話 | 相武万太郎オフィシャルブログ「六転び七転び八転びROCK。」(音楽、小説、酒)

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ベッキーがテレビに出てるとチャンネルを変えてしまう男が、好きな音楽や小説を語ったり書いたりらじばんだりしています。音楽は洋楽ロックメインだったが最近はハロプロ大好きです。特にANGERME。

◆4月18日午前4時00分◆



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永田町は眠らない。





政治家と接する機会の多い夫に比べて免疫のない佐知子は、

永田町の常識に首を傾げながらも、車を桜新町へと走らせていた。





大二郎に奥村の密葬場所を調べてほしいと頼んだところ、

深夜にも関わらず、おもむろに携帯電話をかけはじめた。





かけた相手が外務省長官だというのも驚いたが、その1時間後の折り返しには、

薄ら寒くなるような情報が返ってきたのだった。





奥村の疾走には、外務相が一枚絡んでいる。





大二郎は、彼をマークしていれば、何か分かるかもしれないから、

しばらく待ってほしいと頼まれたようだ。





大二郎は気づいていないようだったが、佐知子にはその「待て」の意味することは理解できてしまった。





外務省長官も密葬について大変興味があり、密葬場所に差し金を送るが、

身内同士の化かし合いに必要なスケープゴートとなるよう依頼されたということだ。





厚労省の人間である大二郎に、本来は外務省長官から命令できない。





こちらも「奥村と佐知子」という弱味があることを知っていて、

強気にでているのだった。





そして佐知子は待った。







密葬について情報を知る人物特定が出来たから、尾行でも何でもして

奥村の遺体を奪還せよという連絡を受け、

今大二郎と佐知子はある人物の自宅へ向かっているのだった。







佐知子は無事に密葬について聞き出せるかという気持ちがある一方、

奥村の死を受け止められず、元気な奥村に会える錯覚に戸惑った。









(つづく)

この小説はフィクションであり、作品に登場する団体や個人は実在しません。