「あのね、」
私は深呼吸して、白田センパイに向き合った。
「あたし…センパイのことがずっと好きだったんです」
やっといえた!
昨日の夜、右手にしていたミサンガが切れなかったら、
告るなんてできなかったよ。
でも急に、結果を聞くのが怖くなって、クルッと回ってダッシュしちゃった!
あー。
女子が告るなんて、白田センパイの好みじゃないかな…?
でも、想いは伝わったんだから、あとは待つだけ。
センパイはあたしのメアド知ってるし、なんならあたしがメールで催促してもいいしね。
あっ、
でもどうしょう。
仮にセンパイから「ごめん」とか言われたら、ミサンガの効果はなくなるのかな?
それもあるかも…
ミサンガって、自分が切らなければいいんだから、
だったらあたしが切ればいいんじゃね?
前みたいに、センパイの部屋にそっと忍び込んで(笑)
センパイの首にかけられたミサンガを、
あたしのカッターで切ればいいんだ!
センパイがあたしに返事をくれる前に、そっと。
え?
あたしには見えるよ、ミサンガ。何をいってんの?
あんたさ…あたしとセンパイの邪魔するんなら、
あんたのミサンガも切ってやっからね…
ほら、ここにあるじゃん、首に
了