小説【青春メタボリック】第5話 | 相武万太郎オフィシャルブログ「六転び七転び八転びROCK。」(音楽、小説、酒)

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ベッキーがテレビに出てるとチャンネルを変えてしまう男が、好きな音楽や小説を語ったり書いたりらじばんだりしています。音楽は洋楽ロックメインだったが最近はハロプロ大好きです。特にANGERME。

三郎は、真奈美に連れられ、彼女の所属するモデル事務所にいた。





事務所への挨拶とダイエットモニターによくある、

ダイエット前写真の撮影を兼ねていた。





三郎は、華やかな世界に圧倒されるかと思っていたが、

ただの事務所だと分かり拍子抜けした。







しかし、この日、三郎は権藤静香と運命的に出会ったのだった。







静香は、若くしてモデル兼事務所社長という肩書きをもっていた。





三郎は、これまで年下ばかりに恋愛してきた(しかも片思いばかり)ことを恥ずかしく感じてしまった。







静香は、切れ長の目やうすい唇が、

面長な輪郭と長い黒髪をより印象的に感じさせる、

オトナの雰囲気を醸し出した女性だった。





静香の隣にいる真奈美の意志の強そうな瞳や小さな顔が、

より引き立てているように三郎は感じた。







真奈美にそれを悟られないよう必死に話を聞いていたが、

静香に見つめられるとすべてを見透かされているようで赤面した。









これがメタボリック人生初の、一目惚れする瞬間だった。







三郎は、静香の期待に応えたい一心に、

叶わぬ片思いをしている真奈美に支えられ、

ダイエットに励むこととなったのである。













(つづく)