「お前には、興味ないんだ。むしろ怖い」
そんなこと、言われたことないわ。
あたしだって一年以上ナンバーワンの女よ。
「興味ない」はともかく、
「怖い」なんて言われる理由を知りたいじゃない。
それからね、あたしが彼のことをつけ回すようになったのは。
あら、最初はかわいいものよ。
彼がお店にくるたびについただけなんだから。
そのうち、彼があたしを怖いといいながらも、
時折見せる優しさに…あ、そっと髪を撫でてくれたりね…もっと興味を抱くようになってね。
まさか彼がいつしかあたしを望むようになり、
あたしも彼を望むなんてこと、
あるとは思ってなかった。
あたしは同伴なんてしなかったし
肌を重ねて情がわくタイプじゃないもの。
でも、彼にむちゃくちゃにしてもらいたかった。
だから店上がり、そっと彼の後をつけるようになったのよ。
まさかナンバーワンの女が、こんなはしたないことするなんてね。
でもね、彼があたしに振り向いてくれなくなった時、
何もかもがどうでもよくなった。
あたしはついに一線を越えてしまった。
彼のマンションに忍び込んでしまったの。