「親父にもぶたれたことないのに!」
という名言で有名なアムロだが、甘ちゃんという評価はされつつ、意外に人気は高い。
それは、もちろんエースパイロットとしての優秀さが根底にあるのだが、
少なからず自分たちもぶつかっている壁に対する苦悩について
共感するものがあるからだと思っている。
ガンダムに搭乗することは偶然だが、戦争という巨大な必然に運命の糸を手繰られ、翻弄されていく様は、
僕は彼に、仕事に対する誇りの問題と重ね合わせてしまう。
戦争に理由を見いだし、やっとパイロットという仕事に誇りを持てるようになっても、
当初のアムロは満たされることはなく、離脱や投獄などでくすぶっていた。
アムロほどガンダムを乗りこなせる者は誰もいないのに、くすぶっていた理由とは簡単である。
満たされなかったから。
満たされるという要素は、自分ではなし得ないからなのだ。
アムロは、ティム・レイやブライト館長など、
大人
に認められたかったのだ(とはいえブライトは弱冠19才だが)。
仕事の誇りは、他人の評価によって満たされるものである。
アムロは認められたいから、がむしゃらに戦っていたのだ。
認められて初めて、仕事に満たされる。
それは、上司からの評価でも、年収という形でも。
僕は、満たされるための旅を、転職活動で行っているのだ。