次のスポーツ指導学の講義で使う資料を作っているのですが、患者さんより
「私にも参考になるならアップしてほしい」
って言われたので、今回は「代謝」なのでアップさせていただきます。
そもそも「代謝」って知ってますか?世間で「私、基礎代謝が悪いから痩せにくいわ」なんて言われてますが…
我々の体、細胞は日々生まれ変わっています。これがすなわち「代謝」脳では1か月で約40%が代謝されています(生まれ変わってます)。
代謝は大体3つに分類できる。
①基礎代謝:生命活動を維持するために必要な最小限のエネルギー。
②食事誘発性産熱反応(DIT:Diet Induced Thermogenesis)/特異動的作用(SDA: Specific Dynamic Action):食事後、体熱産生される。
③活動代謝:仕事や運動といった日常生活で消費されるエネルギーを指す。
割合とすると①60% ②10% ③30% となり、皆さんが言っている「基礎代謝」、最も消費されるエネルギーの内訳は、肝臓・脳・筋肉・腎臓の順番です。
よって、人が努力でエネルギー消費の増大が狙えるのは…「筋肉」だけなんです。よって、筋トレが必要になるのがわかると思います。
でも、最近では②食事誘発性産熱反応(DIT)や、③活動代謝の一部であるNEAT、「ながらでできる運動」が注目を浴びております。
②・③を注目するって事は、「代謝を上げたいでも、運動なんてしたくない。楽してあげる方法ないの?」って意味がヒシヒシと伝わってくるようです(-"-)
NEAT(non-exercise activity thermogenesis):意識的に行う運動によるものではなく、家事や通勤・通学など日常生活における動作で無意識に消費される熱量。