カシコのスリーピース・スーツとスプリングコート | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

今回は、今シーズン一押しの素材「カシコ」で作製したスリーピース・スーツとスプリングコートの紹介です。

 

先週末は東京都心で最高気温が23度まで上昇し、ヘビーウエイトの「カシミヤ」からライトウエイトの「スパンカシミヤ」に着替え、日曜日も20度を超えたのをきっかけに9ヵ月ぶりにサイクリングに励みつつも、帰り道の強風にやられ筋肉痛が治まらず、体力減退を感じながら、今週は寒の戻りで冬に逆戻りして、昨日の祝日は春の嵐で大荒れの天気となり、寒がりの私の服装も「コート」は羽織らず、朝晩の冷え込みには「大判ストール」で凌ぎつつ、来週こそは店に置いてある春物へと衣替えを進めていこうと思っています。

 

このスリーピースをお借りした方は、1月に「グレンチェックのダブルブレスト・スリーピース」を協力していただいていて、その時にも書いていますが、2020年の春から続いていた“コロナ過”の影響で遠方より来店できず、2021年まではシーズン始まりと共に新着の生地ブックをお送りして選んでいただいていたのですが、その後はブログやインスタグラムを参考にしてのおすすめ生地など、メールや電話連絡にて紹介しながら、昨年の春夏シーズンは「ウール&リネン・ストライプ」のスーツと、「強撚&軽量ソラーロ・ヘリンボーンのスリーピース」を加えていただき、だいぶ揃って作るものが無くなってきている中で、2月に紹介させていただいた今シーズン一押しの「カシコ」に惹かれ、作る予定だった「アイリッシュリネンのスリーピース」の前に加えていただくことになりました。

 

この素材は、イタリアを代表する世界最高峰の生地メーカー“Ermenegildo Zegna”社の、今シーズンの新着で一押しの「CASHCO」で、カシミヤと繊細なエジプト綿をブレンドし、カシミヤコットンのそれぞれの特徴を消すことなく、“ゼニア”ならではの最新の技術を駆使し融合させた素材で、触ったタッチが抜群によく、少しだけ微起毛した表面感のラグジュアリーな雰囲気は、カジュアルさと品格を同時に感じられ、年間を通して活用させられる優れものの素材です。

 

モデルは、弊店では一番スタンダードな「RESZ」(ローマンイングリッシュ)を使い、この方のスタイルになっているピークドラペルのシングル3ツ釦段返り、チェンジポケットを付けてサイドベンツにして、クラシックな襟付きのウエストコートを加え、トラウザースはスタンダードに2プリーツにしています。

 

今回のコーディネイトは、ストライプのラウンドカラー・イングリッシュタブカラーシャツに、小紋柄フレスコのネクタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製した濃茶スムースレザー&中茶スエードのUチップ・コンビネーションで決まりですね。

 

下のスプリングコートをお借りした方は、昨年の春夏シーズンに「トラベラー・グレンチェックのスーツ」を協力していただいていて、その時にも書いていますが、弊店が7年前まで扱っていた「ハンドメイド仕様」を試していただきながら、だいぶ揃って作るものが無くなってきている中で、昨年末に「チョークストライプのスリーピース・スーツ」をお届けした時に、今シーズンの一押し素材の「カシコ」を紹介して、生地の雰囲気から春先に活用できる「スプリングコート」をまずは加えていただくことになりました。

 

モデルは、昨年の春夏シーズンに私自身が試作で作り、その後、大好評だった「超軽量・ポリエステル&シルク」で作製した「レインコート」と同じで、ステンカラーの3枚袖でゆったりとしたAラインです。

 

先週も書いていますが、近年のカジュアル化傾向が勢いを増して進んでいる中で、天神山流”でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな“正統派スタイルの着こなし”のカジュアルシーンには欠かせないラグジュアリーなムード漂う素材ですので、先週紹介させていただいた春夏シーズンの定番素材「コットン」「アイリッシュリネン」と共に、これから始まる春夏シーズン用に是非加えられてはと思っています。

 

 

 

<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>

2021年6月より弊店TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。

 

 

 

<店舗のご案内>

店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21 

電話番号:03-6228-7321 

FAX:03-5479-8077 

メールアドレス:tenjinyama@kogaya.co.jp

HP:http://www.tenjinyama.jp/

定休日:日曜日・月曜日・祝日

営業時間:10:00~18:00

※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。

 ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。

 

3月20(水、祝)、24日(日)、25日(月)、31日(日)、4月1日(月)、7日(日)、8日(月)、14日(日)、15日(月)、21日(日)、22日(月)、29日(月、祝)はお休みさせていただきます。

 

 

※最寄駅は京急青物横丁より徒歩2分、JR大井町より徒歩10分です。

京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、突き当りの左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物TENJINYAMA”到着

 JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を進み下りかけた、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着

 

※建物脇に駐車場もございます。

お車でのお越しは、横浜方面から第一京浜(国道15号線)の青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、細い道を直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着

 東京方面から第一京浜(国道15号線)の品川駅を越え蒲田方面に進み、山手通りを越えて信号1個目の「南品川4丁目」の交差点を右折、道なりに進み信号2個目の「南品川5丁目西」で左折、すぐの細い道を右折、道なりに250mほど進んだ左手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着