コーデュロイのスーツ | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

今回は、昨年11月より弊店“TENJINYAMA”の親会社(生地商)が取り扱うようになった「コーデュロイ」で作製したスーツの紹介です。

 

大寒”から身体の芯まで凍えるような記録的な低温が続いていて、今週のスタートは6日ぶりに日中の気温が10度を超え、ちょっとホッとしながらも夜には北風強く極寒へと戻り、昨日の日中は13度まで上がり暖かく感じつつ日替わりでの寒暖差が激しい中、3月初旬までは厳しい寒さが続きそうで、ヘビーウエイトのオーバーコートとカシミヤマフラー、更にはカシミヤライニングの「ペッカリー手袋」は当分の間は手放せそうもないです。

 

このジャケットは、昨年8月に紹介した「スパンカシミヤのジャケット」、9月に紹介した「ホームスパンのスリーピース」、12月に紹介した「シェットランド・グレンチャックのジャケット」に続き、作りたい病が悪化している私が選んだ今シーズンの4着目で、今回も作る予定が全くなかったのですが、弊店TENJINYAMA”の親会社(生地商)がBrisbane Moss”社を取り扱うようになったのがきっかけで、寒さが残る春先に最適だと勝手に思い込みながら思わず加えてしまいました。

 

この素材は、英国のコットン&コーデュロイ素材で有名な老舗テキスタイルメーカー“Brisbane Moss”社の、重さ460gの「細畝コーデュロイ」で、ジャケット&スラックスと単品でも活用でき、真冬シーズンはインナーにニットを加えタッターソール・シャツにウールのニットタイで、春先にはハイゲージのロールネックや、オックスフォードのボタンダウンシャツにストライプのレップタイを締めてと、幾通りものコーディネイトで季節感を味わいながら、気分を高めてくれる優れものの素材ではないでしょうか。

 

モデルは、最近の私のお気に入り「NCRC」(オールドカラチェニ)を使い、クラシックを意識したゴージライン低く衿幅を広くしたシングル3ツ釦段返り、3パンチポケットのサイドベンツにして、スラックスはスタンダードに2プリーツにしています。

 

今回のコーディネイトは、白抜きストライプのセミワイドカラーシャツに、カシミヤ・グレンチャックのネクタイを締めて、ウール&シルクのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製した濃茶スエードのフルブローグで決まりですね。

 

昨年11月にも書いていますが、秋冬シーズンになると問い合わせが多くなる「モールスキン」「コーデュロイ」ですが、イタリアやイギリスの各マーチャントから取り寄せしつつも、価格がどうしても高くなる為に少し敬遠していましたが、親会社(生地商)が取り扱ってくれることになったきっかけで、相変わらず作りたい病が治まらない私はこの「細畝コーデュロイ」のスーツと、「ツイードジャケット」用にと「モールスキン」でスラックスを作ることにいたしました。

 

下の写真は、親会社の服好きの方が「細畝コーデュロイ」のスラックス2色作り、「ネイビーブレザー」にタッターソールの「オッドベスト」を着てと、さっそく試しながらコーディネイトを楽しんでいて、写真一番下は私が初めて試した「モールスキン」で、休日に2回穿きましたが重さ540gの暖かさに惚れ込んでいるところです。

 

「コーデュロイスーツ」は、35年前に“信濃屋”で扱っていた“Avon House”社製を長い間着ていて10年ほど前に処分してしまいましたが、私が着ていた色はオリーブで“白井さん”が今回紹介と同じタン色を着ていて、タン色のほうが良かったと着るたびに感じていた懐かしい思い出です。

 

<価格値上げのお知らせ>

世界的なインフレで原材料価格高騰の影響を受けて値上がりラッシュが続いている中、洋服関連も昨年より生地の値上がりが激しくなり、更に燃料及び副資材値上がりと共に工場も3月より工賃値上がりとお知らせが届きましたので、3月より価格値上げをさせていただきます。

 

弊店“TENJINYAMA”は生地商の傘下になって8年が過ぎ、長い間値上げをせずにと言うより親会社の生地を使っての“お値打ち価格”でと近年は出来る限りお安く提供してまいりましたが、工賃値上げということで上げざるを得なくなりましたので、更には来冬物の生地も値上がりがもっと激しくなりそうですので、そろそろ終わりが近づいている秋冬商品も含め2月中にお作りになられることをお勧めいたします。

 

 

 

<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>

昨年6月より弊店“TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。

 

 

 

<店舗のご案内>

店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21 

電話番号:03-6228-7321 

FAX:03-5479-8077 

メールアドレス:tenjinyama@kogaya.co.jp

HP:http://www.tenjinyama.jp/

定休日:日曜日・月曜日・祝日

営業時間:10:00~18:00

※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。

 ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。

 

2月5日(日)、6日(月)、11日(土、祝)、12日(日)、13日(月)、19日(日)、20日(月)、23日(木、祝)、26日(日)27日(月)、3月5日(日)、6日(月)、12日(日)、13日(月)、19日(日)、20日(月)、21日(火、祝)、26日(日)、27日(月)はお休みさせていただきます。

 

 

※最寄駅は京急青物横丁より徒歩2分、JR大井町より徒歩10分です。

 京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着

 JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着

 

※建物脇に駐車場もございます。

お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着