今回は、ちょっと贅沢な「カシミヤ１００％」素材で作製したブレザー２種の紹介です。
１２月に入ってからスッキリしない天気が続き、一昨日は最高気温が１０度に届かず１年で一番寒い１月後半並みとなり、朝の冷え込みも今季最低を更新しつつ、昨日は久しぶりの晴天となり平年の気温に戻りましたが、店では暖房をつけ始め、更に足元用の電気ストーブまで使い、暑がりなのになぜか寒がりで冷え性な私は、「ローデンコート」にカシミヤのマフラーをしっかり巻いて、身も心も温まる防寒スタイルをスタートさせました。
上のダブルブレスト・ブレザーをお借りした方は、１１月にも「グレンチェックのジャケット」を協力していただいいて、その時にも書いていますが、２００４年から“天神山流”でしつこく提案し続けている、クラシックでエレガントな拘りコレクションを、毎シーズン小物も含めトータルで加えられ既に作るものが無くなってきている中で、今年の初めに昨年私が作ったキャメル色の極上「カシミヤ１００％」と同じダブルブレスト・ジャケットをキャップとセットで作り、出来上がりを取りにいらした３月には超軽量「カシミヤ＆シルク・ヘリンボーン」のジャケット、更に６月には店頭現物生地の“お値打ち価格”がきっかけで、秋用にとトロフェオカシミヤの「フェザントアイ」のジャケットと、私と同じで作りたい病が悪化しつつ、他で購入されたメタル釦がきっかけとなり、「カシミヤ１００％」のダブルブレスト・ブレザーを加えていただくことになりました。
下のブレザーをお借りした方は、１０月に「トロフェオ デニムのスーツ」を協力していただいていて、その時にも書いていますが、 “コロナ過”の２０２０年５月に“天神山オリジナル”の靴を作られてからのお付き合いで、その後も“天神山流”のこだわりコレクションを気に入っていただき、靴と共にスーツやワイシャツも加えていただきながら、ビジネスシーンでのアイテムがだいぶ揃ってきたところで、昨年の「カシミヤ」の“オーダーフェア”より気になっていた極上「カシミヤ１００％」を加えていただくことになりました。
ダブルブレストの素材は、イタリア・ビエラで１９４８年に創業した由緒正しい毛織物メーカー“Ｃｅｓａｒｅ Ｇａｔｔｉ”社の、重過ぎず軽すぎない４５０ｇのカシミヤ１００％で、ヨーロッパの高級メゾンの別注を数多く行っている“ガッティー”社ならではの上質なカシミヤです。
シングルブレストの素材は、高級カシミヤの代名詞とも言われている世界最古の毛織物メーカー“ＰＩＡＣＥＮＺＡ”社の、重さ４７０ｇの「カシミヤ１００％」で、“ピアチェンツァ”ならではの最上級カシミヤは、気品あふれるコートやジャケットに相性が良く、贅沢な気分をたっぷり味あわせてくれる優れものの素材ではないでしょうか。
ダブルブレストのモデルは、弊店では一番クラシックな衿幅が広くゴージラインが低めの「ＲＣＳＺ」（ローマンクラシック）を使い、メタル釦を付けたダブルブレスト６ツ釦２ツ掛け、チェンジポケットを付けてサイドベンツにしています。
シングルブレストのモデルは、衿幅が広めでゴージラインが低めのクラシック感が強い「ＮＣＲＣ」（オールドカラチェニ）を使い、ホーンボタンを付けたシングル３ツ釦段返り、チェンジポケットを付けてサイドベンツにしています。
ダブルブレストのコーディネイトは、イングリッシュタブカラーのクレリックシャツに、“天神山オリジナル”で別注した２色ストライプのレップタイを締めて、“天神山オリジナル”で別注したアイリッシュリネンのポケットチーフをスクエアーに飾り、グレーフランネルのスラックスを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製した濃茶スエードのキャップトウです。
シングルブレストのコーディネイトは、オックスフォードストライプのボタンダウンシャツに、“天神山オリジナル”で別注した２色ストライプのレップタイを締めて、“ＤＲＡＫＥＳ”社のペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、グレーフランネルのスラックスを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製した濃茶スムースレザーのタッセルスリップオンで決まりですね。
前回９月の紹介の時にも書いていますが、昨年８月から開催させていただいた「カシミヤ」の“オーダーフェア”（カシミヤ“オーダーフェア”のお知らせ | 天神山メンズスタイル (ameblo.jp)を今シーズンも継続して開催していて、私自身もキャメル色でダブルブレスト・ジャケットを作り、ヘビーウエイトの「カシミヤ１００％」が通算３着目で、“超お値打ち価格”ということもあって今年も大好評となり色によってはだいぶ無くなってきていますが、来年は世界的な物価の値上がりに伴って価格高騰が激しくなりそうですので、この機会に超一流の極上カシミヤを加えられてはと思っています。
＜洋服のお直し＆リフォームサービスのお知らせ＞
昨年６月より弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”の３Ｆに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
＜店舗のご案内＞
店舗住所：〒１４０－０００４ 東京都品川区南品川 ５－８－２１
電話番号：０３－６２２８－７３２１
ＦＡＸ：０３－５４７９－８０７７
メールアドレス：tenjinyama@kogaya.co.jp
ＨＰ：http://www.tenjinyama.jp/
定休日：日曜日・月曜日・祝日
営業時間：１０：００～１８：００
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。
１２月１１日（日）、１２日（月）、１８日（日）、１９日（月）、２５日（日）、２６日（月）、２９日（木）～１月５日（木、冬期休暇）、８日（日）、９日（月、祝）、１５日（日）、１６日（月）、２２日（日）、２３日（月）、２９日（日）、３０日（月）はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩２分、ＪＲ大井町より徒歩１０分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、２０ｍで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
ＪＲ大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に２０ｍほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着