「2022年秋冬商品」第1回目の紹介です。
今回は、秋口に活躍させられる軽量の「スパンカシミヤ」素材で作製したジャケットの紹介です。
7日の“立秋”を過ぎても茹だるような暑さが続き、東京都心でも昨日で今年14回目の猛暑日となり過去最多を更新し、異常に長~い夏が終わりそうもありませんが、暑がりで異常な汗かきの私は、お盆休み前にと「シアサッカーのスーツ」を先週末で早くも今季終了とさせて、9月から着始めようと思っているキャメル色の「カシミヤ&シルクのジャケット」に着替えて帰り、夏季休暇明けには少しは気温も下がってくれるでしょうから、今シーズンはフルに活躍している麻素材も8月中には終了させていきたいと思っています。
このジャケットは、作りたい病が治まらない私自身が選んだ今シーズンの1着で、もう作るものが無いと思いながらも春夏シーズンは5着も作ってしまい、秋冬用は昨年「ツイード・千鳥格子」のピンチバック・ジャケットと、極上カシミヤ“PIACENZA”でダブルブレスト・ジャケットと2着作り、ヘビーウエイトの真冬用が揃いきったところで、秋口用の中間に着るものを探していたところ、お値打ち“デットストック生地”に出会い思わず加えることにいたしました。
この素材は、世界各国の最高級スーツブランドからも絶賛され、カシミヤやウールなど高級素材を取り扱う服地メーカーとして世界のトップシェアを誇る“Loro Piana”社の、綾織りが多い中で珍しい平織りの「スパンカシミヤ」で、“ロロピアーナ”ならではの最上級カシミヤのラグジュアリーな質感は、秋口の気分を高めてくれる優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、最近の私のお気に入り「NCRC」(オールドカラチェニ)を使い、シングル3ツ釦段返り、3パンチポケットのサイドベンツにして、総片返しの8mmダブルステッチを施しています。
今回のコーディネイトは、白抜きストライプのセミワイドカラーシャツに、“天神山オリジナル”で別注したストライプのレップタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、グレー・サキソニーのスラックスを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製した中茶スムースレザーのUチップで決まりですね。
ここ何年か意識してジャケット&スラックスの“セパレートスタイル”を増やし続けていて、軽量の真夏物やヘビーウエイトの真冬物はだいぶ揃ってきている中で、春先や秋口用の中間に着れるものが少ないことに気づき(気づいたことにして)、2月初めに紹介している「梳毛カシミヤのジャケット」の時にも書いていますが、着るものに悩む中間の季節(春秋約2か月間)の素材を、今後もチャンスがあれば増やしていきたいと思っているところです。
明日8月11日(木)より18日(木)まで“夏季休暇”でお休みを頂戴いたしますので、来週18日(木)のブログはお休みさせていただきます。
次回のブログは、気持ちと身体をリフレッシュさせて25日(木)より「2022年秋冬商品」を一気にスタートさせていただきます。
<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>
昨年6月より弊店“TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
<店舗のご案内>
店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21
電話番号:03-6228-7321
FAX:03-5479-8077
メールアドレス:tenjinyama@kogaya.co.jp
HP:http://www.tenjinyama.jp/
定休日:日曜日・月曜日・祝日
営業時間:10:00~18:00
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。
8月11日(木、祝)~18日(木、夏季休暇)、21日(日)、22日(月)、28日(日)、29日(月)、9月4日(日)、5日(月)、11日(日)、12日(月)、18日(日)、19日(月、祝)、23日(金、祝)、25日(日)、26日(月)はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩2分、JR大井町より徒歩10分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着