今回は、初夏から盛夏シーズンに最適な麻100%シャツ生地の「ブラックウォッチ」柄で作製したジャケットの紹介です。
先週末から日中の気温がいきなり20度を超え、今週のスタートは25度に迫る5月中旬の初夏の汗ばむ陽気となり、その後も暖かい日が続き、“お彼岸”前なのに春を飛ばして夏になってしまったようで、思わず店で着替えたり、押入れから引っ張り出したりと春物へと移行させつつも、朝晩は肌寒く感じ「大判のシルクストール」が活躍していて、明日は冷たい雨で寒くなりそうで、「ツイード」や「フランネル」に戻せない為に、4月10日ぐらいまでの毎年この時期だけ「梳毛カシミヤ」素材を増やしたくなる気分になっています。
このジャケットは、2月の初めに紹介した「梳毛カシミヤのジャケット」に続き、作りたい病が治まらない私自身が選んだ今シーズンの2着目で、夏物は昨年の「シアサッカーのスーツ」で終わりにしようかと思っていたのですが、一向に終わる気配が見えず、上着を羽織れなくなる夏シーズンなのに、今シーズンあと2着も作っていて計4着で止まらない中、この麻のシャツ生地は店頭に何年も置いてあり、毎年夏が近づくとシャツを作ろうかと思いながら、なぜかジャケットで作ることにしました。
この素材は、「アイリッシュリネン」と言えば本場アイルランドの“SPENCE BRYSON”社の、「QUINTIN」シリーズの、シャツ地としては少し重ための190/200gの「ブラックウォッチ」で、麻ならではのクールな質感とハッキリとした配色は、初夏から盛夏シーズンのカジュアルシーンには最適で、蒸し暑い憂鬱な盛夏でも気分を高めてくれる優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、最近の私のお気に入り「NCRC」(オールドカラチェニ)を使い、白蝶貝釦を付けたシングル3ツ釦段返り、3パッチポケットのサイドベンツにしています。
今回のコーディネイトは、白抜きストライプのセミワイドカラーシャツに、フレスコのネクタイを締めて、麻ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、初夏にはコットンピケ、盛夏には「アイリッシュリネン」のパンツを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製したブルースエードのプレーントウで決まりですね。
近年の異常気象が多発して温暖化の影響でか、春や秋の爽やかな中間の季節が飛ばされて冬から夏へと一気に進んでしまう傾向で、日本特有の四季を利用しての着こなしを楽しむことが難しくなってきている中で、私自身が近年意識して増やし続けているジャケット&パンツの“セパレート・スタイル”では、四季を意識して揃え続けていて、寒がりなのに異常な汗かきで暑がりな私は、汗でネクタイがシミになるので5月を越えるとノーネクタイ通勤が始まりますが、上着は盛夏でも必ず着用するので、今回の「麻のブラックウォッチ」は軽量ですので活躍すること間違えナシです。
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3月20日(日)、21日(月、祝)、27日(日)、28日(月)4月3日(日)、4日(月)、10日(日)、11日(月)、17日(日)、18日(月)、25日(日)、26日(月、29日(金)~5月5日(木、ゴールデンウィーク)、8日(日)、9日(月)、15日(日)、16日(月)、22日(日)、23日(月)、29日(日)、30日(月)はお休みさせていただきます。
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京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
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