今回は、着るほどに愛着が湧いてくるガッチリと目が詰まったツイードの「ウインドウペイン」で作製したピンチバック・ジャケットの紹介です。
暖かかった１０月前半が嘘のように先週から一気に季節が進んで、２２日の金曜日は最高気温も１０度をちょっと超えるだけの師走並みの寒さとなり、また秋を飛び越えて冬の陽気へと進んでしまい、店も今シーズン初の暖房を入れて、本日は爽やかな秋へと戻りましたが、暑がりなのに寒がりな私は重ための「ツイードジャケット」に「オッドベスト」、本日は「グレーフランネルのスリーピース」と早くも真冬の装いへと移行してしまいました。
このジャケットをお借りした方は、２年前の１１月に紹介している「ツイード・ウインドウペインのジャケット」（https://ameblo.jp/tenjinyama-tokyo/entry-12486452866.html）でも協力していただいていて、その時にも書いていますが、３年前にこの「チェビオット・ツイード」でスリーピース・スーツを作られ、それがきっかけとなりガッチリとた着心地感に惚れ込んでいただき、色柄違いで２年前は、クラシックな自転車用にスポーティーな「ピンチバック・モデル」のジャケットを作り、それを着てどこへ行かれても好評だった為に、今シーズンはもう１着作っていただくことになりました。
この素材は、９月末に紹介している「ガンクラブチェック」と同じで、カントリー服地を代表するスコットランドの生地メーカー“ＬＯＶＡＴ”社の、ツイードとしてはやや重ための５００ｇの目付と、“ラバット”社ならではの自然色を使った絶妙な配色の「ウインドウペイン」柄は、“天神山流”でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな冬の“カントリースタイルの着こなし”には欠かせない素材の一つではないでしょうか。
モデルは、弊店では一番クラシックな「ＲＣＳＺ」（ローマンクラシック）を使い、シングル３ツ釦上２ツ掛け、ピンタック入りの４ポケット、インバーテッドプリーツの背ベルト付きピンチバックのセンターベント、総片返しで７ｍｍステッチを施しています。
今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、クラシックプリントの蝶タイを締めて、ウール＆シルクのポケットチーフをスクエアーに飾り、グレーフランネルのスラックスを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製した濃茶スエードのタッセルで決まりですね。
スラックスを「ニッカボッカーズ」に替えてハンチング帽を被れば、クラシックな“ツイードラン”スタイルの完成です。
９月の「ガンクラブチェック」の紹介の時にも書きましたが、この方も３着目となった「ＬＯＶＡＴツイード」は、ザックリの「ハリスツイード」や、しっとりの「ドネガルツイード」とは違い、重さは５００ｇと同じぐらいでも目の詰まり方がガッチリしていて、着くずれもせず、体に馴染むまで時間が掛かりそうで、長年使い込みたくなる着心地感は、ツイードを着る醍醐味と言ってもいい素材ですので、まだ試されていない方は、是非お試しいただきたいと思っています。
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昨年６月より弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”の３Ｆに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
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定休日：日曜日・月曜日・祝日
営業時間：１０：００～１８：００
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ご来店の際は、前日までにご予約いただけると助かります。
１０月３１（日）、１１月１日（月）、３日（水、祝）、７日（日）、８日（月）、１４日（日）、１５日（月）、２１日（日）、２２日（月）、２３日（火、祝）、２８日（日）、２９日（月）、１２月５日（日）、６日（月）、１２日（日）、１３日（月）、１９日（日）、２０日（月）、はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩３分、ＪＲ大井町より徒歩１０分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、２０ｍで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
ＪＲ大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に２０ｍほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”到着