今回は、真冬シーズンのド定番素材「グレーフランネル」で作製したスリーピース・スーツの紹介です。
先週“立春”を越えた2月4日に東京で観測史上最も早い“春一番”を記録して、その後の週末は気温が15度を超え4月の陽気となり、日曜日には穏やかで爽やかな天気に恵まれ、寒さに耐えきれず昨年末からお休みしていたサイクリングに励みと、老年に差しかかっている身体の体調維持を心掛けながら、着るものは「フランネル」と「ツイード」が手放せない毎日が続いています。
このスリーピースをお借りした方は、昨年の11月に「スーパー160‘sサージのスリーピース」、12月にも「ヘリンボーンのスーツ」を協力していただいていて今シーズン3着目で、その時にも書いていますが、弊店が4年前まで扱っていた「ハンドメイド仕様」を試していただきながら、だいぶ揃って作るものが無くなってきている中で、他社も含めて沢山お持ちになっていると思われる、冬シーズンのド定番素材「グレーフランネル」をなぜか加えていただくことになりました。
この素材は、フランネルでは元祖的な存在と言える英国きっての老舗ミル“FOX BROTHERS”社の、比較的軽めの370/400gの冬シーズンのド定番素材「グレーフランネル」で、“フォックスブラザース”ならではのイエローグレー(黄色みががった)の色は、合わせやすさ抜群で、幾通りものコーディネイトも楽しめ、品のあるグレーヘアに相性が良く大人のムード漂う優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、この方が以前より愛用されている「RESZ」(ローマンイングリッシュ)を使い、シングル3ツ釦段返り、バルカ仕様(舟底型)のスラントチェンジポケットを付けてサイドベンツにして、当然のようにウエストコートを加え、トラウザースもスタンダードに2プリーツでブレイシーズ釦を付けて、釦ホールは拘りの「ハンドメイド仕様」にしています。
今回のコーディネイトは、白抜きストライプのワイドカラーシャツに、“Petronius”社のプリントタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製した限りなく黒に近い濃い茶のスムースレザーのU+ウイングの「アンティークモデル」で決まりですね。
先週から「2021年春夏商品」の“受注キャンペーン”をスタートさせていますが、春夏シーズン用は暑さが増してくると着用頻度が少なくなるし、テレワークでほとんど洋服を着なくなった方など、春物に興味や意欲がわかないと言う方は、今回紹介の「フランネル」や「ツイード」、更には「カシミヤ」など、素材の種類が豊富で気分を高めてくれる冬物を今回の“受注キャンペーン”にて来シーズン用に加えられたらと思っています。
<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>
6月より弊店“TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
<店舗のご案内>
店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21
電話番号:03-6228-7321
FAX:03-5479-8077
メールアドレス:tenjinyama@kogaya.co.jp
HP:http://www.tenjinyama.jp/
定休日:日曜日・月曜日・祝日
営業時間:10:00~18:00
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
2月14日(日)、15日(月)、21日(日)、22日(月)、23日(火、祝)、28日(日)、3月1日(月)、7日(日)、8日(月)、14日(日)、15日(月)、20日(土、祝)、21日(日)、22日(月)、28日(日)はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩3分、JR大井町より徒歩10分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着