今回は、しっとりとした「スーパー160′s」で、しっかり目の詰まった4PLYの「サージ」素材で作製したネイビー・ブレザーの紹介です。
先週20日の“大寒”から身に凍みるような寒さが増しつつ、週末は東京都心では雪予想からの冷たい雨で、昨日は暖かい朝から日中は16度と気温が4月並みに上昇しと、目まぐるしく変わる寒暖差の中、今年は春の訪れが早めになりそうな予報も出始めているので、早く自粛ムードから解放され、春シーズンの装いへと進んで行きたいと願っているところです。
このブレザーをお借りした方は、12月にも「ツイード・グレンチェックのジャケット」を協力していただいていて、その時にも書いていますが、近年は消耗の激しい春夏シーズンのものを中心に加えられていて、と言いながらも「エスコリアル」や「チョークストライプ」など、冬物も“お値打ち価格”がきっかけで増やされている中で、今までシーズン問わず一番数多く作られている「ネイビー・ブレザー」を春シーズン用にと加えていただくことになりました。
この素材は、11月のスリーピースの時にも書いていますが、最高品質の天然素材をメイン製品とするイギリスの生地メーカー“CHARLES CLAYTON”社の、しっとり感がなんとも言えない「スーパー160′s」で、4PLYならではのしっかり目の詰まった350gの重さは、「フランネル」と共に真冬はもちろん、まだ寒さの残る3月から4月にかけての春へと移行シーズンには最適な素材ではないでしょうか。
モデルは、この方の最近のお気に入り「NCRC」(オールドカラチェニ)を使い、プレーンなメタル釦を付けたシングル3ツ釦段返り、チェンジポケットを付けてサイドベンツにしています。
今回のコーディネイトは、オックスフォードのボタンダウンシャツに、“天神山オリジナル”で別注した2色ストライプのレップタイを締めて、パイピングのポケットチーフをスクエアーに飾り、サージのスラックスを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製したスエード・タッセルで決まりですね。
「ネイビーブレザー」は、“トラディショナル・スタイル”では欠かせない基本のアイテムで、まずは「フランネル」からスタートして、次に「サージ」、夏シーズンでは「メッシュ」や「トロピカル」、気分を変えて「マットウース」、気品あふれる最上級の「カシミヤ」へとたどり着きと、私自身も全ての素材を作っていますが、着るものに悩む春シーズンは特に出番が多くなる季節ですので、まずは「サージ」素材から揃えられることをおすすめします。
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6月より弊店“TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
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営業時間:10:00~18:00
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
1月31日(日)2月1日(月)、7日(日)、8日(月)、11日(木、祝)、14日(日)、15日(月)、21日(日)、22日(月)、23日(火、祝)、28日(日)、3月1日(月)はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩3分、JR大井町より徒歩10分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着